北八ヶ岳(会山行)その3「蓼科山」
蓼科山登山口8:00 ⇒ 2160m付近9:30 ⇒ 森林限界上部2490m付近10:35 ⇒ 2160m付近11:00 ⇒ 蓼科山登山口12:00
昨日より天気予報は下り坂とのこと。6時に準備を始め7時には宿舎をA班は出発。昨日の好天とはうって変わりどんよりとした雪空。登山口到着時には雪も降りだす。
とにかく山頂めざし出発。フラットな雪原をトレースに沿って約20分進むといよいよ急登となる。 最初はトレースも固くアイゼンがよくきき順調に高度をかせぐ。
しかし2113mのピークに達するころには雪も多くなり、トレースに新雪が積もり、また登りも急になり登り辛くなる。
2150m付近はフラットな尾根筋となるがすぐにまた急登が始まる。
雪もどんどん強くなり、前を歩くメンバーの姿も白く変わっていく。 またこのころよりTさんの使いこんだ10本アイゼンの歯が短い為ききが悪くなり歩き辛くなる。
急登の途中で下山してくる単独登山者より森林限界を超えたところからは猛吹雪でトレースが消え要注意とのこと。
リーダーと相談のうえ、行けるところまで行ってみようということで登山継続。気温もかなり下がってきており手袋を全員厚めのものに交換。
いよいよ森林限界を越えると予想通り風が強くトレースがどんどん見えなくなり寒さも厳しくなる。 視界も悪く2490m付近の案内看板のところまでで登頂をあきらめ下山することに決定。
下山も深雪でスリップしやすく要注意。しかし下りは快調に飛ばし2160m付近で小休止、ほっと一息。女性3人は髪も凍り真っ白でお互い顔を見合わせ笑いあう。
そのあとは来た道をさっさと下り、あっという間に登山口へ
残念ながら登頂はできなかったけれど2月厳冬期の雪山(急登、吹雪、低温)の体験ができたのはいい思い出です。