安達太良山・磐梯山
23日:稲田堤5:00-あだたら高原スキー場P8:40/8:50~薬師岳9:55/10:05~表登山口分岐10:30~安達太良山11:00/11:05~峰の辻11:25~くろがね小屋11:40/12:05~駐車場13:15/13:30
24日:裏磐梯スキー場P8:00/8:10~銅沼8:55~八方台分岐9:55~弘法清水11:45/11:55~磐梯山12:30/12:35~弘法清水13:00~八方台分岐14:10/14:20~銅沼15:10~スキー場駐車場15:50
23日:稲田堤を早朝に出発して高速道路の渋滞もなく、あだたら高原スキー場の駐車場に8時40分に着く。始めはスキー場の中をリフト沿いにしばらく登る。スキー場から離れて登山道になると、岩がゴロゴロした斜面を登るが雪と土がミックスしてドロドロの道だ。薬師岳が近くなってようやく雪だけの道になりホッとする。
薬師岳から安達太良山の頂上までは適度に雪が付きとても歩きやすい道だ。
時折、みぞれが降るが雨具を着る程ではない。どんよりと曇っているので頂上からの展望はない。くろがね小屋に向かって、新雪の斜面を駆け下る。くろがね小屋の外で昼食を摂って、平らな道から樹林帯を下るようになると、またまた雪と土のミックスしたドロドロの道が現れる。我慢して下ると雪が無くなり、落ち葉だけの登山道になる。林道に出て川を渡って、登って下るとスキー場の駐車場も近い。明日の磐梯山登山の為、箕輪スキー場を経由して裏磐梯に移動する。
24日:朝起きると好天でとても良く磐梯山が見える。こちら側から見ると北側の斜面なのでかなり雪が多い。裏磐梯スキー場のホテルの駐車場に車を停めて、スキー場の中を歩きだすが一面雪の原だ。雪の中の細いトレースを辿って、登り切って樹林帯を少し行くと銅沼(あかぬま)に着く。ここから望む磐梯山の爆裂火口は迫力がある。
スノーシューの足跡はここまで。ここから先はひと数人分の薄いトレースになる。徐々に積雪量が増え、上り斜面になると結構な量になる。八方台分岐点に着き、ここから先は更にトレースが薄く、人一人分の踏み跡しかない。尾根の右の山腹をトラバースする所から更に積雪が増えた。弘法清水手前の笹原では膝程のラッセル状態となる。眼前の磐梯山の山頂は遙か上に見えて、もしかして時間切れで断念かもと覚悟をする。
今までは、ほぼコースタイム通りに来ていたが、八方台分岐点から弘法清水までは2倍の時間を費やしてしまった。弘法清水に着くと猪苗代方面からの登山者が数人いて、この時期は南側の猪苗代側から登るのがメインなんだと思った。ここから山頂までは急斜面だが雪の登山道はしっかりと踏まれていて、ちょっと前の道と比べると、すごく登りやすかった。
磐梯山頂上からの展望は抜群で、近くに真っ白な飯豊連峰。グランデコスノーリゾートの上には昨年35周年記念山行で登った西吾妻山がはっきりと見える。
帰りの深雪箇所は行きに踏んでいるので、スムーズに下山ができた。
銅沼から見た磐梯山は夕日に赤く染まり始め、とてもきれいだった。スキー場の中の道も下り斜面でスタスタと降りる。暗くならない内に何とか駐車場に着いた。
今回の誤算は、この時期には北側の裏磐梯から登る登山者はほとんどいなかったと言うことだ。トレースは先行した単独行の登山者の踏み跡だけ、積雪量も思ったより多かった。