両神山

稲田堤4：00－練馬ＩＣ－花園ＩＣ－上落合橋7：00/7：10～1389ｍ地点7：45～両神山頂9：10/10：00～東岳10：30～西岳11：45/11：55～八丁峠13：00/13：20～上落合橋14：00－調布18：30

稲田堤を４時に出発して、仙川でＭさんを拾って練馬ＩＣから関越自動車道に乗る。時間の割に車の台数は多い。
花園ＩＣを出て、秩父市内を経由して登山口の上落合橋に７時に到着。駐車スペースには４台程停まっている。
立ち入り禁止のロープをくぐって、立派な踏み跡がある登山道はいきなりの急坂だ。尾根に取付き、天武将尾根を東側に派出する前東岳方向に向かい、その尾根を右に巻きだすと剣ヶ峰方向右へのトラバース道となる。２本目の沢の横断の岩場が濡れていて少し悪い。
その後、上へ登りながら２本の沢を横断すると、急な登りになり剣ヶ峰南側の尾根に登り立つ。ここから頂上までは２００ｍの標識があり、程なく９時１０分に登山口から２時間で剣ヶ峰に着く。
時間が早いので頂上にはまだ数人、天気は快晴で展望も３６０度。奥秩父、北アルプス、八ヶ岳、浅間山、苗場山、武尊山、燧岳などが良く見える。ここにいる人たちはその景色に皆、興奮気味。その後ぞくぞくと人が登ってくるので、隣のピークに移動して早めの昼食。頂上付近の紅葉は盛りを過ぎたが、間近に見える赤岩尾根の紅葉が見事だ。
ここから、いきなり濡れた急な岩場を鎖で下りると淡々とした尾根道が東岳まで続く。ここから西岳の鞍部まで延々と鎖場を下る。そこから西岳までも鎖場を登る。八丁峠までも所々、鎖場が続き、やっとたどり着いた八丁峠にはテーブルがあったので、ホッとしてティータイム。
なだらかなジグザグの下りをとてもきれいな紅葉を愛でながら、充実した気持ちで下る。沢の水音が聞こえ、八丁沢の滑滝に近づくと上落合橋もすぐそこ、梯子を下って駐車場に着く。この付近の紅葉もみごとだ。
本日は絶好の行楽日和なので秩父市内の一般道もやや渋滞していた。花園ＩＣから乗った関越道も渋滞もなく所沢ＩＣで降りて、１８時３０分に調布に到着。
今日は、天候・気温・展望・紅葉・岩場とすべての条件がそろった１年間でも稀な気持ちの良い、夢見心地の山行だった。

※上落合橋からの直登道は、過去に事故があったためか、立ち入り禁止になっている。上部の沢のトラバースで少し悪い所があり、一般登山者では事故が起きる可能性がある。地図上に道がない岩稜・沢等を経験した者がそれがわかっていて入る道であり、安易に入山するべきではないと感じた。
先日の巻機山の米子沢も「立ち入り禁止」の看板があった。