赤岳天狗尾根

10月10日(金)　調布19：00⇒21：00美しの森駐車場
10月11日(土)　駐車場4：45→6：40出合い小屋→10：35主稜線→14：50駐車場

　駐車場から真っ暗な林道をたどる。やがて林道は地獄谷に導かれ、あとは河原をたどり、2時間ほどで出合い小屋に到着。10年くらい前の冬、権現岳東稜を登るためここに泊ったことがあるが、当時より床がきれいになったみたい。
　出合い小屋から赤岳沢に入り、10分ほどで右岸に落ちてくる浅いルンゼを登路に取る。赤布あり。なかなか急登で消耗する。いつ天狗尾根に乗ったのかよくわからないが、やがて前方に岩山がみえてきたので尾根上と判断する。
　森林限界を抜けると岩場が出てきてバリエーションぽくなる。天狗尾根は岩場の巻き道がしっかりあるが、見落とすことも多く、ルートを外すとザイルを要する岩登りを余儀なくされたりする。僕らも都合3回ザイル使用。
　大天狗の直登は敬遠。疲れて気力が減退したことと、8ミリ×30メートルで登ってはいけないと判断したため。大天狗の巻き道は極めて明瞭・容易。疲れた体を引きずり上げ、主稜線に出た。あとは真教寺尾根をひたすら降りるのみ。
　バリエーションを含む高度差1400メートルの日帰り登山は、少なくとも60代の我々にとっては体力的に結構ハードでしたが、ときどきこういう登りをしないと強くならんな、とも思いました。