・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

巻機山

2014/10/04(土)〜10/05(日)
報告者
加藤、瀬川(写真のみ)
山域
上越
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ時々曇り、雨、風
行程

<井戸尾根コース>
4日(土)晴れ時々曇り・雨 6時20分調布→9:30桜坂駐車場着→10:00登山口 歩行開始 →14:00ニセ巻機山→14:30巻機山避難小屋・テント泊
5日(日)雨 6:20避難小屋発→巻機山着6:40→7:10避難小屋戻/→7:30下山開始→11:20桜坂駐車場着

報告

10月初めの巻機山の紅葉は想像以上に素晴らしかった。紅葉は全体の6・7割、緑と赤と黄色の山肌に何度も感嘆の声が上がった。危険な個所無。迷う様な道も無。要所要所に「何合目」と標識が有るので分かりやすい。

登山口から樹林帯までは、階段状になっている岩と粘土質の土を滑らないよう上がっていく。新緑にも劣らない緩い蛇行の見事な緑のブナ林の中、天狗岩を対面に眺める6合目に出る。天狗の様な人間離れした者しか行けない、といった意味合いから来ているのか、急峻でとんがった山と言っても良い様な大きな岩だ。今回は行けなかったが、天狗岩の奥の出っ張っている山が割引岳らしい。そして、ここから赤や黄色に色づいた葉が目立ってくる。同時に天気もいよいよアヤシクなってきた。

整備された木の階段を上がり、避難小屋に続く木道を歩き始めた頃には雨と霧でガスってしまったが、無事避難小屋着。2F建ての綺麗な小屋だ。小屋で沢組と対面。小屋から木道伝いに100m位下がったとことに班ごとにテント設営。先客で一張り、四季が三張り、その後一張り増えてこの日は全部で五張り(確か…)生憎、夜も曇りと小雨で星は見えず、月もボンヤリしていたが、思ったよりは寒くなかった。

2日目は巻機山へ。雨。というよりも台風直前。それでもカッパ着用で今度は班ごとではなく、全員一列で結構な風に抗うようにビュンビュンフッ飛ばして、頂上直前の最高地点到着。何も見えず…。が、せっかくここまで来たのだからと、少し先の本当の頂上まで行く。何も見えず…。頂上は石を積み上げた真ん中に「頂上」と書いてある木刀が刺さっているだけだった。少し拍子抜けをしたが、頂上には変わりなし。頂上からは往路を小屋まで一気に戻る。

避難小屋は昨日見た時と大違い。土間にまで炊飯をするほどの大混雑。下山は各班ごと。生憎のお天気で昨日ほど紅葉を眺めることはできなかったが、時折一瞬の雲の切れ目から現れる紅葉にまたもや興奮。たった一晩で紅葉も進んだようだ、色が濃くなっていた。足元がドロドロになりながら全員無事に駐車場に着き、一端解散。途中入浴に立ち寄り、帰路へ。

今回は、大荷物を背負って雨の中を歩く良い経験となった。テント泊は慣れるまでは大変だが、色々教えていただきながら、楽しめるようになるのだろう。

皆さま、お疲れさまでした&ありがとうございました。

登山口にて
登山口にてもう1枚
井戸尾根を行く。沢コース組は沢を諦め同コースを先に出発
ブナ林の中を登っていく
六合目付近にて。紅葉の天狗岩を正面に見る
七合目付近。素晴らしい紅葉を前に小休止
ゆるやかな尾根が見事に染まる
テント場を小屋から見る。四季のテントが3張り
素敵な避難小屋。5名が泊まる
有志による巻機山登頂(ここは記念写真用の山頂?)
もう1枚。地形図でも確かに標高1967mくらいだ
ほんとの山頂
強風の中を避難小屋に戻る
紅葉を楽しみながらの下山
ブナ林の紅葉が前日より進んだ印象