・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

前黒法師岳・沢口山

2024/04/28(日)〜05/08(水)
報告者
山域
深南部
ジャンル
ハイキング
天候
行程

4/27(土) 仙川5:00~調布IC~河口湖IC~新富士IC~静岡SA~アプトいちしろ駅・湖上駅観光~寸又峡温泉観光~宿15:30
4/28(日) 宿5:00→前黒法師岳登山口5:30→栗の木段7:10→白ガレの頭8:40→前黒法師岳10:00/30→前黒法師岳登山口13:20→宿14:00
4/29(月) 宿8:44→沢口山登山口8:45(日向山コース)→木馬の段10:30→沢口山山頂11:30/12:30→木馬の段→沢口山登山口14:20~温泉・食事~帰京

報告

深南部の寸又三山、朝日岳・沢口山・前黒法師岳、知る人の少ない山だが、一昨年の12月に二座登り、残りの一座をSリーダーが計画してくれて三山完登した。
深南部とは南ア光岳から南側に連なる山域で、私はいつも気になっている。
寸又三山は寸又峡温泉を起点とした山々で、あまり展望なく、針葉樹・常緑樹林が多い渋い山だ。
前回の朝日岳は綺麗な三角錐の形の急登続く山だった。
今回の前黒法師岳は急登+ロングコースで登りに約5時間、覚悟して及んだ。

登り始めてすぐに石垣が続く集落跡があった。しばらく湿った所ではヒルが出たが、私は危機一髪で洗礼を免れた。その後急登で飽きる頃に白いヤマイワカガミがお目見え、ちょうど盛りの様で疲れを癒してくれた。群落は数ヶ所あった。白ガレの頭で翌日の沢口山を確認し、一踏ん張りして山頂に到着した。展望はなく来る道も木々に囲まれてはいたが、想像していたより陽の差す明るい道のりと山頂だった。途中ソロ2P含む4Pと出会い、ピストンは私達だけで、他はテント装備で先まで行く計画だった。
翌日の前半連休の最終日は混雑を避けるため、宿でゆっくり朝食を頂き、ゆっくり歩き、下山後もノンビリと温泉と食事を取り、渋滞緩和する遅い帰宅と決めた。これは功を奏した。
沢口山は登山口まで1分、5時間位で歩ける山だ。この日は登山道も乾いていてヒルの心配なく歩けた。ヤマイワカガミは標高の関係かもう終わっていた。前日同様木々の中を歩くが、この山行の唯一の展望地の山頂では深南部の山座同定を楽しみ、未踏の頂への想いを馳せた。三山でも一番多く登られる山のはずだが、出会ったのはソロ1Pのみだった。

初日は渋滞を避けるため早出、午前中に到着したので念願のアプト式列車の連結を見て乗車、奥大井湖上駅で下車して湖上駅を望む展望地まで歩き、素晴らしい景色に興奮した。湖上カフェで一服した後、また乗車して湖上を走る列車を楽しんだ。寸又峡温泉では夢のつり橋を渡り、町営の露天風呂に浸かりと、観光もたくさん出来た。
マイナーな山だけれども充実した山行3日間でした。

深南部概念図
前黒法師岳登山口
眼下の夢のつり橋
湯山集落跡
明日の沢口山
満開の白いヤマイワカガミ群落が数ヶ所もある
終盤のバイカオーレンも健在
前黒法師岳山頂!
沢口山登山口
新緑が綺麗でした
沢口山山頂!
朝日岳と後ろの大無間山
寸又温泉名物ニホンカモシカ像
アプト式列車
奥大井湖上駅