・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

「奥武蔵・丸山」(会山行)

2024/03/30(土)〜03/30(土)
報告者
西山
山域
奥武蔵
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程

8:10芦ヶ久保駅→8:55琴平神社→9:25日向山9:40→11:10丸山11:40→11:50曽根峠→大棚山→14:10金昌寺→14:25バス停

報告

西武線の高麗あたりの空は雲が多めで、予報がはずれて今日は晴れないのかと危惧したが、芦ヶ久保駅に着いた時にはすっかり晴れ上がっていた。メンバーは体験山行1名を迎えて12名が集うはずであったが、飯能駅で1名乗り遅れるのを目撃していた。すぐに連絡を取りあれこれ試案の結果、コースを追いかけてもらうこととした。
林道歩きが終わると小さな橋をわたり登山道に入る、木陰が心地よいような気温だ。一旦車道に出ると集落の中に琴平神社があり、境内へ上がる石段の横に展望のよいあずまやと公衆トイレがあってハイキングコース然としている。そこで30分後発のメンバーが合流してきてその速さにびっくりしつつも安堵。
揃ってスタートして日向山を目指す。登山道の木々にはまだ芽もつかず一見すると冬木立のようで、葉がついていない分見通しが良い。けれど陽光がそそぎ暖かい、というか暑いぐらいだ。日向山は633m、南面に開けて武甲山や奥武蔵の山並みが見渡せる。コンパクトな木製の展望台に上がると視界を遮るものがない。武甲山がどっしりと恰好よい。小休憩をして次の丸山に向けて歩きだす。一旦80mほど下り立派な車道に出て登山道を見逃さないよう慎重になるが、道標がある。
樹林帯の登りが続きやがて林道丸山線を横切って100mほど登ると堅牢な建造物の一部が見えてきて、それが丸山山頂展望台だ。コンクリ製の展望台は3階ぐらいだろうか階段を上がりきると360℃開口している。春霞みもあって遠望は利かないが山座同定も賑やかに始まる。集合写真をとってから日陰を求めて展望台をおりて昼食とした。
三座目の大棚山718mを踏む為に正午前には歩き出す。まだ季節がら開館していない森林学習展示館を通過して、金昌寺への下山路を行くのだ。一度尾根通しに行かねばならないところを思い込みで巻き道をいって道を外したことに気づき、隊列の各パートごとに尾根に復帰した。あとでログを見ると100mほど歩いてから尾根への急な斜面を15~20mほどあがっていた。100m戻って登り直すことが必要だったと反省。それからは慎重になって、分岐でとまるたびにメンバーの一人が道を先にいって確認してという作業を繰り返してくれて、大棚山を踏むことができた。大棚山は静かで地味な山頂、ピークではあるが気づかず通り過ぎてしまうようなたたずまいである。
金昌寺への道はほとんどがしっかり踏まれていて、休憩をはさみながら寺の裏手に出たのは14時過ぎ、予定よりも1時間も早かった。バスに乗って西武秩父駅から飯能へ。飯能で懇親会組と帰宅組に分かれて会山行は終わりとなった。