・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

御正体山

2024/03/03(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
都留
ジャンル
冬季ハイキング
天候
晴れ
行程

 6:15鹿島バス停-6:30南大沢駅-8:30道坂峠-9:10 標高1228m-10:00岩下の丸-11:30白井平分岐-(急登)12:15御正体山山頂12:45-13:15白井平分岐-14:45岩下の丸-15:25 標高1228m-14:00道坂峠-16:00南大沢
  

     

報告

24-0303御正体山
 南大沢駅を6:30に出発して車で順調に走る。土曜日の計画をわざわざ日曜日に変更したのだから良い天気を望みたい。多摩ニュータウン通りから町田街道に入る地点から見える丹沢山塊は今日も白い。雪がありそうだ。町田街道を走っている分には天気は良い。
 先週の仏果山・経ヶ岳も思いの外雪が多かった。道志道を西へ走っていく。御正体山は都留市にあるので50キロ以上有る。かなり山中湖に近づいたところで左に曲がり高度を上げていく。路肩に雪が残っている。塩カリがまかれているところもあるようだが道が凍結している可能性もあり慎重に運転する。
 8:00頃道坂トンネルに到着、駐車場にはすでにかなりの車が止まっており隣の車との間を中途半端に広くとって駐車している車が有るのですでに満杯だ。仕方ないので林道出口のゲート前(駐車禁止)に止めた。身支度を始めて5分ほどたった頃ワンボックスカーが3台やってきた。犬を3,4匹車に積んでおり猟に行く様子だ。降りてきた人が言う。「この車誰の?」「私のです。」「ここは駐車禁止だよ。移動させて、この林道から車来るから。」これは困った。すでに駐車場は満杯、トンネルの向こうに置こうかと考えながら車を動かし始めると、NさんNHさんが車を運転してきた女性に何か話している。女性は車を動かし横の車間をつめてくれた。おかげでどうにか1台分のスペースが出来た。良かった。かなり距離を歩くことになるところだった。駐車場は雪かきを行ったようで雪が奥に固めて置いてある。
 身支度を調え歩き出す。予定より15分早い。歩き始めから雪を踏んで行く。10分も歩くと完全に雪山の様子を呈している。積もり具合から見て昨日も雪が降っている。この登山口は今倉山と御正体山への登山口を兼ねている。今日の踏み後もはじめ多かったのだが今倉山と御正体山への分岐で御正体山へのコースからの今日の踏み跡はなくなった。たくさん車が止まっていたがみなさん今倉山なのか。幾つか小ピークを越えていく。雪が深くなる。昨日降った雪でトレースが見えにくくなるところが出てきた。気温は下がっていて私のだけ飲み水が凍り始めていた。
 白井平の分岐で白井平方面からのハイカーのトレースが加わりとてもトレースが見やすくなった。急登にかかるところでとても助かった。しばらく登ると上から話し声が聞こえてきた。今考えると下山にしては少し早いのだがその時は息も上がっていたので「もう上に行ってきたのですか?」と聞かなかった。男女2人組。そこからしばらく上がると突然トレースが切れた。踏み跡を見るとここで引き返しているポイントが明らかだった。したがってここからは昨日の雪にトレースが埋まりがちだ。標高差300㍍の急登をつめていく。
これはうまくいくと今日の初登頂になるかな。と考えた。小びろく開けた山頂に到着すると残念ながらすでに踏み跡があった。御正体山の山頂は3方向からのコースがあり道坂トンネルからは我々が今日最初だったが他方2コースからすでに踏み跡があった。
 丁度お昼時間となり昼食とする。Nさんは「塩トンコツラーメン」袋入りとおもしろいネーミングの袋麺をお湯をコンロで沸かし茹でてソーセイジなどを入れて工夫していた。NHさんは海鮮カップ麺とおにぎりだった。私も昼食を少しは工夫したいものだが面倒でだめである。カレーのカップ麺だ。しかしこれがおいしく感じられる。ガスに包まれていた山頂が晴れて日差しに包まれた。実に良い気分だ。このような時間がとても良い。
 雪山はやはり夏より時間がかかる。下山は朝と異なり雪が溶け始めている。チェーンアイゼンに雪が団子になり歩きにくい。登りにアップダウンがあったがピストンである故に下りも忠実にそれをなぞる。考えていたより時間がかかった気がする。
 今回もなかなか良い山行となりました。来週またNさんNHさんよろしくお願いします。