【研修部】地図読み研修
梁川駅~林道~寺下峠登山道入口~寺下峠~矢平山~新大地峠~林道~梁川駅
教材:地形図3枚(地形図に尾根、谷、ピーク、コル等が記号で書き込みされているもの)
<当日の流れ>
7:40にJR中央線梁川駅に集合。
最初に磁石の使い方や地図の記号の説明などを受け、スタート。
アスファルトの林道を歩きながら、地形図で現在地や谷の確認、磁石で進む方向の確認などを行う。
林道から寺下峠への昔道へ入り、山道を歩きながら前方のピークは何番のものか、コルはどこにあるか、など周りの地形と地図を照らし合わせて迷いそうな道の選定をしていく。(実際にはしっかり道がついている。)
矢平山頂上で早めの昼食。
下山道が林道と交差するところで舗装された林道(通行止め中)へ入る。
このあたりは、地図上でも林道の表記が途切れており、周囲の地形や近くを通る登山道を頼りに現在地を推定して林道のルートを書き込んでみる、という作業を行った。
14:30 梁川駅到着、解散
<研修を終えて>
・普段スマホアプリに頼りがちになっているが、何があるかわからないので、実際の地形を見極めて地形図で確認し、万が一道迷いをしてしまった場合にも地図と磁石で対応できるようにしておくことの大切さを再認識した。
・頭では理解していても、実際に山に入って地形を見て、地図と照合してみることで、実際に使える知識となると思うので、地図読み研修は大切だと思った。
・通行止めの林道は、舗装され立派な橋がかけられ尾根を分断して通すなど、大工事をして作られているのに、落石や山肌の崩壊が酷く使えない産物となっている。このような山の状況を目の当たりにし、治山工事の大変さと多くの公共工事による山へのダメージの大きさを考えさせられた山行でもありました。
・暑い時期の下見、事前準備等、研修部の皆様、有意義な講習をありがとうございました。