巻機山
23-0827-28巻機山
調布駅10:00集合は楽だ。西友前で集合する。時間通りに出発。
途中赤城高原のSAで昼食をとる。私は肉ソバ980円、おいしかった。
五十沢キャンプ場、14:30ぐらいに到着。受付の人に示されたのは豪華なキャンプハウス、小さな一戸建てぐらいある。宿泊は10人ではきつきつだったとあったと聞いたが、反対に言えば10人でも大丈夫だということ。2階があり、台所、押し入れには布団、トイレ、シャワーあり。広いのでホテルよりだいぶ良い。食器類も揃っている。明日未明には出発してしまうのがもったいないような気がする。
Hさんと散歩をする。広いキャンプ場だ。川でお子さん達と親御さんが遊んでいる。テントでも良かったかと考える。広いテン場にテントは一張りもない。みんなキャビンなのかな。
いろいろおしゃべりをして20:30には就寝。夜半過ぎから激しい雨になる。うるさくて目が覚めるぐらいで、少し静かになったかと思うとまた激しくなることを繰り返していた。テントでなくてよかったと思う。しかしこの雨の中山行は無理ではないかとも思うが、朝までには止む気もする。
3:30起床、雨は一応止んでいる。土砂降りの中の出発にならずに良かった。道路から湯気が上がっている。登山口はこのキャンプ場から山をはさんで反対側にある。
40分ぐらいはしったか、桜坂駐車場着、広い駐車場だ。とてもきれいなトイレがあった。
一日500円駐車料金。
支度して登り始める。カッパをザックの上の方に乗せておく。うっそうとした樹林帯の中を登る。雪が深いようで木が根本から曲がっている。でも全ての樹木が曲がっているわけではない。その理由は良く分からない。時々見晴らしのよさそうなところを通るがガスで真っ白だ。尾根筋に出るとガスが切れることがあるようになった。あたりが見えると実にきれいな山だと分かる。笹や下草の緑、岩、沢、重なり合う山山。天気は時折雨が降る。止んで雲が切れて日が差すこともある。カッパを着たり脱いだりするが、途中から面倒になり脱いだままにする。着ると暑いしそこまで強い雨ではない。
樹林帯を抜けると晴れる時間が多くなってきた。実にきれいだ。登山路が遠くまで見渡せる。ここからは尾根を行くので見通しが良い。
さらに歩いて9合目にニセ巻機山とある。10分ほど行くと避難小屋。避難小屋はとてもきれいだ。外と室内にトイレがある。泊まるのによい。正面に巻機山の尾根が見えている。巻機山の山頂はなだらかな尾根上にある。ここから登って見えている尾根を左から右へ向かっていく。登山者が見える。
20分ほど登って、小広く開けたところに巻機山山頂の柱がある。休むにも丁度良い。
が、ヤマップを見ると山頂が微妙にずれている。もう少し歩こう。向こうに人がいる。「山頂はもっと先ですか。」と聞くと「あそこ(30mほど先)が山頂なのですが、何もないです。」Hさんの調べによるとケルンがあるらしい。行ってみるとない。代わりに石くずがたくさんある。8月何日かの記述では立派なケルンがあったのに壊されたのだろうか。わざわざケルンを壊す人がいるだろうか。しかしケルンが雨風で跡形もなく壊れるとは考えにくい。地元の山岳会の方達は先ほどの小広い所にある山頂の柱の在るところを山頂と考えているのだろう。印の柱はかなり古い。ヤマップが出来たことで地図に正確に山頂が示されて、正確な山頂をもとめる人が増えたのだろう。
後から来る人のために少し積んでみる。積みやすい石だ。
途中で何度か抜きつ抜かれつしていたカップルがやってくる。ケルンの話をしていると女性の方が「やだー積みたくない。」と言いながら石を積み始める。男性が「積んでるじゃないか。基礎をしっかり積まないと高くは積めない。」等という。少し高くなった。もしかしたらみんなが積んでくれるかもしれない。そうしたらここが山頂の目印になり、ああここが山頂だと思えるようになるかもしれない。そんなことを考えた。でも地元山岳会の方々は古い山頂を山頂と考えてほしいだろうなとも思う。もしかするとケルンを壊したのは地元山岳会の方々かも知れない。
雨に降られましたが涼しく歩けました。Tリーダー、Hさん楽しい山行ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。