・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

涸沢岳西尾根

2008/03/20(木)〜03/23(日)
報告者
建部
山域
北アルプス
ジャンル
雪山
天候
曇/晴/晴/曇
行程

3/20:新穂高温泉~涸沢岳西尾根2200m
3/21:2200m~蒲田富士~F沢コル手前稜線
3/22:稜線~涸沢岳~蒲田富士~2200m
3/23:2200m~新穂高温泉

報告

3月の北アルプスなんて登山者はいない、と分かっていても、いや春休みだから学生くらいるだろうなんて甘い考えは取り付き地点でからくも崩れた。定番といわれる涸沢岳西尾根に登山者皆無。トレースなし。もうこの時期に登山しようなんて人はいなくなりました。特別天然記念物、絶滅危惧種に指定してほしいくらい。
初日は2400m地点まで届かず、翌日も森林限界を超えてもラッセル。ベースに戻ったらもう登頂はできないと思い、稜線上に雪洞を掘ってビバーク。3日目にしてやっと涸沢岳を踏みました。
眼下には雪に埋もれた穂高岳山荘、奥穂からジャンダルム、西穂へ続く稜線、屹立する滝谷、たどってきた自分たちだけのトレース、白いだけの涸沢、誰もいないところで穂高に遊ばせてもらった4日間でした。

新穂高からの林道。早くもワカン装着。
西尾根下部。
2日目に稜線へ上がる。
今宵の宿、雪洞を2時間かけて建設 1DKです
迫力のある滝谷
F沢のコルからはロープ4Pだしました
涸沢岳山頂
雪に埋もれる穂高岳山荘
南岳~槍ヶ岳
雪庇とナイフリッジをたどって往路を戻ります
下山も頻繁にロープをだして慎重に下山