・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

下ノ廊下~仙人池~北方稜線~剱岳(3日目)その2、

2009/09/21(月)〜09/22(火)
報告者
浅井
山域
北アルプス北部
ジャンル
岩稜縦走
天候
晴れ
行程

剣沢2:50~稜線3:30~真砂岳4:45~雷鳥平5:55~室堂6:30/7:48~扇沢9:20

報告

ここからは、時折出てくる岩場を登り一歩一歩道を踏みしめながら剱岳頂上に到着する。ここは、今までと別世界だ。100人はいるのではないかと思うくらい、頂上は人で埋まっている。これまでの静けさが嘘のように活気に満ちている。その喧騒をよそに我々は早々に退散する。するとすぐにカニのヨコバイの手前で渋滞が始まる。前日に死亡事故があったそうだ。30分ほど待っただろうか、やっと順番が回ってきた。一枚岩のトラバースで足元はスパッと切れている。出だしの一歩降りるところが岩登りの経験のない人には怖いだろう。登りルートと合流すると、登りのカニのタテバイはヨコバイにも勝る大々渋滞。行けども行けども人が並んでいる異常な光景だ。剱岳本峰を見上げると南壁へ取り付いているパーティーが見える。平蔵のコル手前の岩場も簡単ではない。前剱に立つと、後ろに大きく剱岳本峰、目指す剣沢のテント場はまだはるか下だ。長い前剱の下りを終えて一服剱へ立つと、剣山荘がすぐ下に見える。比較的緩やかな下りで剣山荘、やっと安全地帯に到着してほっと一息。剣沢の向こうに見える剣沢小屋を目指して最後の頑張り。剣沢小屋からは今上ってきた剱岳が大きく聳え立つ。小屋でビールを買って、ひと登りすると待望の剣沢テント場だ。
ここは、ベースキャンプにする人が多いので、100張ほどはあっただろうか。救助隊のベースとなっている野営場管理所にある水場のすぐそばにテントを張り、ビールで乾杯をする。一昨日は1000m、昨日は2000m、ここは2500m近くあるので、じっとしていると身体が冷えてくる。夕食の前に剣沢小屋までビールを買いに行ってテントの中で最後の晩餐を楽しむ。
9月22日(火)高速の渋滞を避けるためなるべく早く出ようと、今日も真っ暗の中2時50分に出発。天気は下り坂で空に星は見えない。予定は立山三山を越えて一ノ越から黒部平までのコースだ。
稜線に立つと風が強い、別山と剣御前の分岐で進む方向を間違えて、剣御前の方へ行ってしまった。すぐに気がついて元の場所に戻る。真砂岳の手前で雨が降ってきたので雨具を装着。3000mの立山はあきらめて真砂岳先の分岐から大走りを雷鳥平目指して下る。30分ほど下るとようやく明るくなってきた。右側の沢に下りると前方の雷鳥平のテント場に100張もあろうか、色取り取りのテントが見える。沢を橋で渡って階段をひと登りで雷鳥平のテント場に着く。もうすぐ6時なのでさすがに人も外に出て活気に満ちている。雷鳥ヒュッテ、雷鳥荘を過ぎても石畳の急な上り坂が続く。
6時半に室堂到着。バスターミナルの建物に入るとふわーと暖かい。外気温が低かった事を感じさせる。臨時バス場出ることを期待していたが、定刻通り始発は7時48分。3番目に並ぶが、時間と共にぞくぞくと登山者が到着。発車直前には100人以上はいただろうか。
順調に乗り継いで1時間半で扇沢に到着。温泉でさっと汗を流して、11時には豊科から高速に乗る。笹子トンネル、小仏トンネルの手前で渋滞していたが15時前には自宅に着く。

剱岳本峰手前より八ツ峰
長次郎のコル手前の岩場
長次郎のコルより剱岳本峰を見上げる
剱岳山頂(大混雑)
山頂より早月尾根を見下ろす
山頂より剣沢・立山方面
カニのヨコバイ
剱岳本峰南壁
カニのタテバイ(登り)を待つ長蛇の列
前剣手前より剱岳本峰を見上げる
剣山荘より前剱
移転した剣沢小屋
剣沢小屋より前剱と剱岳本峰
剣沢小屋より剱岳と源次郎尾根・八ツ峰