・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

槍ヶ岳~西穂高岳(3日目)

2009/08/15(土)
報告者
浅井
山域
北アルプス
ジャンル
岩稜縦走
天候
晴れ
行程

南岳小屋~大キレット~北穂高岳~涸沢岳~穂高岳山荘(テント泊)

報告

8月15日(土) 今日も快晴。いよいよここからが本番。大キレットを隔てて朝日に赤く染まる北穂高岳が悠然とそびえる。大キレットの底までは最初は足場の悪い急なザレを下る。大きな岩場を長いハシゴを2回降りるともう少しだ。目の前にはすくっと長谷川ピークがりっぱにそびえる。手前を飛騨側に巻いて登りが急になると長谷川ピーク。非常に狭いので写真を撮ってすぐに出発。ここから岩場が始まる。岩稜の左側をトラバース、天気の良さも手伝って高度感抜群、A沢のコルに降り立つ。ここから北穂小屋まで岩場の難所と登りが始まる。飛騨泣きは完全に岩登りの世界。北穂小屋が近くに見えるがここからの登りが長い。北穂小屋でがっちりと握手。今辿ってきた大キレットと槍ヶ岳を眺めながら涸沢組の勝沢さん達を待つ。30分程で北穂山頂に鍛代さんを発見、大きく声を掛けると勝沢さん、鍛代さん、秋南さんの3人は満面の笑みで小屋へ降りてくる。再会を喜びあい、これからの無事を祈る。ここから涸沢岳までも岩場の連続だ。一般道とはいえ、かなり岩っぽい。涸沢岳への最低鞍部からは、はるか上方に頂上が見える。本日最後の登りを終えて涸沢岳の頂上についてほっと一息。今夜の宿泊地、穂高岳山荘の赤い屋根が大きく見える。今日は想定通り時間が早かったので、テントが2張しかない。どこに張ろうかと迷うほどまだ空いている。穂高岳山荘でカレーを食べてビールを飲む。夕刻まで小屋の前のテラスでお酒とつまみでまったりとする。

常念岳の左に朝日が昇る
朝日に赤く染まった大キレットから北穂高岳
キレット底手前の2段ハシゴを降りる
キレットの底から今降りてきた南岳方面を望む
長谷川ピークの頂上(狭い)
長谷川ピークから下りのリッジを行く
A沢のコルから少し登ったところから長谷川ピークを見る
お決まりの北穂小屋から大キレットと槍ヶ岳
北穂小屋のテラスで涸沢組のメンバーと合流
北穂高岳山頂
涸沢岳山頂