・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

前穂北尾根

2008/10/12(日)〜10/13(月)
報告者
長谷川
山域
北アルプス 穂高連峰
ジャンル
岩稜
天候
行程

沢渡→上高地→涸沢(小屋泊)→前穂→紀美子平→岳沢→上高地→沢渡

報告

土曜日の雨はすっかりやみ、日曜日と月曜日はきれいな青空になりました。上高地、涸沢は紅葉の真っ盛り。見事な紅葉を見ることができました。
もちろん岩も乾いていてとても快適でした。噂に聞いていた通り、3峰は一部本当の岩登りで難しかったですが、全員無事自力で通過することができました。北尾根にいる間中360度の絶景。遠くの霞に富士山も見え、みんなでこの幸運に感謝しました。

13日のコースタイム
涸沢ヒュッテ  4:00 
5・6のコル   5:30(ここでハーネス装着)
5・6のコル発 5:50
3・4のコル    7:20 (ここでザイルを取り出す)
3・4のコル発 7:30
前穂山頂     11:20
前穂山頂発  12:00
紀美子平     12:23
岳沢           14:10
岳沢 発       14:30
上高地        15:35

 

涸沢ヒュッテできれいなお月様を見ました。明日は晴れと確信。
4時出発、5・6のコルに到着した5時半ごろ、夜があけてきました。
ハーネスを装着し、5峰にとりつく。S氏、絵になります。 5峰に関しては難しめの一般登山道というかんじ。楽しいです。
4峰。朝日にきらめいてかっこいい! 途中から左に巻きましたが、直登が正解。 直登ルートには踏み跡がちゃんとついた比較的快適な道が待っています。 左に巻くとザレ場をザレザレ下るハメに陥ります。
今回の核心部はこの3峰だと聞いていました。
3峰を見上げる。
やっぱり3峰を見上げる。
そして3峰の説明を読む。
いざゆかん。
1ピッチ目はそれほど難しくなかったけれど、その後この大穴にたどり着くまでの2ピッチ目は難しい箇所が2カ所。核心部は手がかりも足がかりもないチムニーでした。背中と足を突っ張ってずり上がる方法で突破。 写真の大穴の後、3ピッチ目へ。それも足がかりがなく、小さなクラックに指のさきっちょを押し入れて腕力でエイヤッと登りました。指が痛かった。
後続パーティのの話によると直登のルートもあったそうですが、我々は右に巻きました。なので知らない間に2峰を登ってました。
2峰頂上から主峰を望む。かっこいい。2峰は懸垂で下降です。左に降りてしまいましたが、主峰に向かい素直にまっすぐ下るのが正解だったようです。
無事頂上に到着。いそいそとザイルをしまった二人だったが、「ザイルがあったほうがかっこいい」の言葉に再びザイルを肩に担いで1枚。
着きました!
岳沢の美しい紅葉を見ながら下山いたしました。