・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

御前山・鋸山

2023/04/09(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
奥多摩
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程
報告

23-0409御前山・鋸山
 昨日と打って変わったよい天気である。宵から降る雨を見て「これで明日は晴れるのだろうか。」等と考えながら午後9時前に早々と床についてしまった。そのため今日は午前4:00前に目を覚ました。聖蹟桜ヶ丘駅まで行く自転車に空気を入れたり、油を差したり、自転車カバーの修繕をしたり、小説を読み出すとこれまた時間が過ぎてしまう恐れがあるのでこれは止めておく。朝食を摂り、ユーチューブを見たりしている内に時間が過ぎていく。少し早めに家を出たが、うまい具合に1本前の電車に乗れ、分倍河原駅では南部線の電車がすぐにきた。立川に着くと青梅行きがすぐに出る。青梅に着くと奥多摩行きがホームの向かいに待っている。と言う具合で無駄がない。予定より30分以上前に奥多摩駅に着いてしまった。途中充分休養を取ってである。寝ていたという意味。
 奥多摩駅の待合室で過ごしているとハイカーのご夫婦ずれ、水をもう一本買うかどうかご主人が迷っている。奥さんの方は「私が2本持っているし、私は1本は飲まないから大丈夫。」と女性の方がはっきりしている。仲良く二人で出かけていった。二人共通の趣味を持つのと別々とどっちがよいのだろう。見回したところ四季には二人仲良く出かける派は少ないようだ。ひぐまさんと恒四郎さんのところ。うちなどは山歩きなどしない。妻は水泳一本だ。夫婦別趣味の方が気楽な気もするが子どもが巣立ってしまったら共通の趣味も一つぐらいあっても良い。いや有った方が良い。と思う。思うだけで作れないが。
 新しく取り組むなら私は料理が良い。品物が残らないしみんなに喜ばれる。
 言うだけでやりそうにないけど。
 中島さんが時間通りに来た。先週も一緒だった。今日も一緒で、来来週には丹沢三山縦走があり、今月末には今シーズン初の沢でまた一緒になる。良い年をして遊んでばかりいる。中島さんは去年少し危ないところを助かっている。だからこそ安全にしっかり遊ばないといけない。と思う。また誘おう。
 奥多摩湖が実にきれいだ。ダムを渡りながら対岸を見るといろいろな花樹が花を咲かせている。春爛漫とは酒の名前のようだがよく言ったものだ。春の空気に酔いそうだ。
 尾根に取り付くとこれは急登が続く、なかなか侮れない。こつはゆっくり登ることだと思う。始めはゆっくりでもコースタイムよりはいずれ早くなる。そんな気がしている。ハイカーは多い。昨日の土曜日天候が不安定だったから今日を待っていたに違いない。我々も同じだ。
 途中であったカップルのハイカーはマットを巻いて背負っていた。「泊まりですか、どこに?」「上の避難小屋に」そうか土曜日に出てきた人もいるのだ。
 御前山までのこのコースは何年かまえに登った。その時は靴でしくじった。丁度その頃私は靴底の張り替え時期であった。ヤフーオークションで見ていると3000円で革の靴が出ている。これで済めば安く付くと購入した。届くととにかく重い。履くと左足の左側が少し当たる気がする。これが実際に履かないで購入した時の課題だ。とにかく一度使ってみないと分からないということで、その靴を履いてきた。しかし心配だったのではき慣れた靴を一足ザックに入れてきた。
 心配は当たって、御前山の途中で足は痛むし重いしで私はかなりばててしまった。
頂上で靴を履き替えてほっとした。下りは軽快であった。
この時三浦さんが凍らせたビールを一缶持ってきて振る舞ってくれた。頂上で丁度溶けてとても冷たい一杯だった。真夏の明日は沢を登ろうという季節に山の頂上での冷えた一杯のビール、私が飲んだ一番うまいビールとして記憶されている。
サス沢山を過ぎて惣岳山へ向かうとカタクリの花が所々に咲いている。沢山咲いていないところがよい。春蘭もと思ったがまだなのか見えなかった。名前のわからない五弁のスミレのような花も咲いていた。写真を撮ればいいのに男性二人だと思いつかない。急登だったこともある。
御前山は人が大勢だった。11時少し前で昼食にも早い。行動食を少しとって休憩し足を延ばす。鞘口山を過ぎ下っていくと林道に出た。トイレがある。ここでお昼にする。気温は高くないが日差しが温かく気持ちがよい。いつものことだが幸せな気分だ。
鋸山を巻いて鋸尾根をいく。「どこが鋸なのかな。」と中島さん、たしかに鋸と名付けられるほどの上り下りは感じられない。と思っていると岩場になった。この辺りを言っているのかと納得がいった。短い鎖場もある。無事奥多摩駅に到着した。6時間半ぐらいの適度な運動量、晴れ渡った空、10℃ぐらいの適度な気温ととても良い山行となりました。
中島さんありがとうございました。また行きましょう。