道志 御正体山
23-0218御正体山
午前6:30南大沢駅集合、道志、裏丹沢に行くにはこの駅から出発は都合がよい。本日は御正体山へ行く。
素晴らしい天気に恵まれ快晴、風なしのなか陽だまりの山行となった。雪も7合目あたりからかなりあり雪山ハイキング的な楽しみも味わえた。山頂は以前に訪れたときと同じく雪に覆われていた。富士山は見えない。山頂には小さなお宮がある。
御正体山(やま)とは即身成仏が名前の由来で山頂の小さなお宮は即身成仏のお宮という。即身成仏とは生きているままで悟りを開き仏になることというが何という方が即身成仏したのかなどのことは不明である。また日本200名山の一座、山梨100名山の一座、現在の天皇陛下が皇太子の時に登られた山として知られている。
平成16年(2004年)皇太子が御正体山に登られた後で、鈴木さんがこの御正体山に登るためにタクシーを使ったのだが、その時運転手が「皇太子が登られるということで登山道の整備、それも自然に見えるよう当日より何日か前に草を刈りそののち適度に草を茂らせ自然に見せ、導標も新しくした。」などと教えてくれたとのことであった。皇太子が訪問するとは特に地方にとっては大変なことだろう。
山頂でのお昼、中島さんは最近バーナーで麺を茹で卵を落とすこだわりである。今回は九州のバリかた麺、「おいしかったですよ。お勧めです。」振り返って自分の「いつもカップ麺」では工夫がないかもなあ。以前少し工夫していたことがあったがいつのまにかカップ麺に戻っている。竹内さんや鈴木さんは何を食べていたのか、女性のお昼をのぞくのは少しはばかられて見ませんでした。
現在の天皇陛下が皇太子の時、第58回全日本中学校長会東京大会にご臨席いただいたことがあった。東京国際フォーラムが会場だった。ここには皇族や国家元首クラスが訪問した際の控室がある。比較的に硬いソファが背もたれを直角に立ててある。私は当日次々とやってくる来賓のうち当時の河野衆議院議長をエレベーターで控室まで案内する係でもあった。
議長を控室に送って廊下に待機していると皇太子がゆっくりと歩いてこられた。つい私は「おはようございます。」と声を発してしまったがこれはまずかったようだった。皇太子は軽くうなづいて控室へはいって行かれた。
この日全国から3千数百人の中学校長が集まる。この日役員は胸に花飾りをつける。全国の会長、東京都の会長などはまた違う飾りで、役員である私もつけていた。この胸飾りをつけていることが私はちょっと誇らしかったのだ。50歳を過ぎた大の大人が。その反対にこの時私の班にいた班員が役割が終わるや否や胸飾りをむしり取るようにとった人がいたが今となっては彼のほうがかっこよかったなと思う。皆さんはそんな経験ありませんか。こういう感覚は何というのだろう。今となっては文字通り一笑に付す話題だ。
帰りの車で主のいなくなった家の片付けの話題がでた。竹内さんは仕事柄豊富にケースを知っており、「主がある程度の年齢になると、二階は全く使わなくなります。体の動くうちに品物の整理を進めましょう。できるうちにね。いずれできなくなります。」の言葉はわかっているようでわかっていない。
今健康と時間に恵まれている我々は、思う存分山を楽しみたいものですね。
どのような山も楽しいが、今回のように陽だまり山行の名を冠せる山も良い。
皆様お疲れさまでした。またご一緒しましょう。