・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

滑川温泉

2023/01/07(土)〜01/09(月)
報告者
鈴木
山域
吾妻連峰
ジャンル
山スキー
天候
晴れ
行程

1/8(日)登山口-滑川温泉
1/9(月)滑川温泉-神楽新道登山口-萱峠ー登山口

報告

3連休を利用して、滑川温泉に山スキーで行って来ました。
当初計画では、滑川温泉に2泊して、2日目に大日岳を目指す計画でしたが、初日に滑川温泉に入らなかったため、最終日に姥湯温泉への道の途中までハイクアップして下山しました。
滑川温泉は、とてもいい湯でした。

1/7(土)
6時にMさん宅に集合。MさんとゲストのSaさんの車に分乗し、Kさんをピックアップした後、中河原の西友で自炊用に鍋と焼き肉の食材の買い出しをして、圏央道から東北道経由で一路峠駅へ。福島大笹生で高速を降り、県境に近づくと雪も増えてくる。国道13号の長い東栗子トンネルを抜け、峠駅への道へ入ると、両側には除雪された雪が壁になっている。
滑川温泉への道は峠駅の少し手前に分岐がある。ところがその手前に、滑川温泉は休業中で日帰り温泉はできませんという看板があったそうだ。滑川温泉には冬期は電話が通じず、もうお昼を回っていたこともあり、これから行って、もし誰もいなくて宿に入れなかったら、戻ってくると暗くなってしまうだろう、ということで、その日は滑川温泉には行かず、峠の茶屋で力餅を買って、急遽自炊で泊まれる別の宿を探すことになった。二本松に戻り、岳温泉の岳の湯の自炊棟に宿泊し、鍋パーティとなった。

1/8(日)
昨日と同じ道を辿り、峠駅に車を停めて、手前の分岐から滑川温泉を目指す。滑川温泉は、夏場は車で行けるが、冬は手前4kmほどが除雪されず、旅館は休業している。冬の間も湯守の方が残っておられるので、食材を担いでいけば、自炊の湯治棟に宿泊できる。
分岐で準備していると、日帰りスノーシューの二人組が先行していった。Kさんが、食材などを乗せて運ぶように、子供がスキー場で遊ぶような橇を用意してくれた。食材の段ボールなどをブルーシートで覆ってしっかり梱包した。萱峠までの登りは男性陣が引いてくれたが、急斜面のトラバースもあり大変そうだった。萱峠からはほぼ平坦な道になり、私も少し引かせてもらったが、滑らかには進まないので平坦でもなかなか難しかった。
橋を越えると滑川温泉はもうすぐだが、スノーシュー組が休憩しており、温泉手前で引き返してきたとのこと。お昼近くなり、雪が深々と降り始め、風も出てきた。滑川温泉の建物が雪景色の中に見えてくると、先頭のSeさんが「人がいる」と言う。これで温泉に入れると、うれしくなった。
建物はしっかり雪囲いされて、正面玄関も閉鎖されており、階段上の扉から中に入れてもらった。部屋は2階の湯治棟の2間続きで、石油ストーブで暖を取るが、建物内は冷蔵庫のように寒いので、早速温泉へ。女湯と混浴の内湯、時間で交代して両方に入れた。かけ流しで湯加減も丁度よく、とても良い湯だった。
夕食前にKさんのザックからつまみが出てくるわ出てくるわ・・再び温泉に入ってポカポカになり、夕食は焼肉パーティ。芸能人あの人は誰だっけ?の話題がエンドレスで脳が活性化されました。

<コースタイム>
登山口9:30-10:50萱峠-12:10滑川温泉福島屋

12/11(日)
朝風呂に入り、朝ご飯を各自で済ませ、タイムリミットをお昼までとして行けるところまでいくことに。外は青空も見え、昨日よりずっと温かくなる。橇と不要な荷物を滑川温泉下の分岐にデポし、姥湯温泉への道へ入る。980m付近の高倉新道登山口から先がしばらく、右手に堰堤のある急な斜面のトラバースとなり、慎重に通過する。1090m付近の神楽新道登山口でお昼となり、昼食休憩を取って、シールを外して来た道をデポ地まで戻った。雪は少し重かった。
デポしておいた荷物を各自背負い、橇は軽くして下山。萱峠までは少し傾斜があるので、Seさんと私は途中からシールをつけるが、他の3人は最後までシールをつけずに行く。萱峠からの下り、斜めになっているところは、橇を一体どうやって下ろすのだろう?と思っていたら、橇の前後に加えて山側にも紐をつけて、Saさん、Kさん、Mさんが絶妙なバランスを取りながら滑っていく。さすがです!
無事、登山口まで戻り、帰路途中でラーメンを食べて帰りました。楽しかったです。

<コースタイム>
滑川温泉福島屋10:00-11:00/11:05高倉新道登山口-11:40/12:20神楽新道登山口-12:35高倉新道登山口-12:50/13:10デポ地-14:25/14:35萱峠-15:00登山口

橇の荷造りをして、滑川温泉へ出発!
橇を引いて①
橇を引いて②
橇を引いて③
選手交代
滑川温泉が見えた
雪の中の滑川温泉福島屋
階段上の扉から入れてもらいました
200年前の建物 黒光りする廊下
混浴大浴場
神楽新道登山口まで往復
下りの橇は絶妙なバランスで