・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北ア劔/八ッ峰Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼ

2022/09/17(土)〜09/19(月)
報告者
はし
山域
立山連峰
ジャンル
バリエーション
天候
曇り、晴れ、小雨
行程

○9/17土:長野:扇沢P:0630→(公共交通)→室堂→劔沢キャンプ場:1300(テントデポ)
○9/18日:劔沢:0200→長次郎谷出合い:0330→(長次郎谷雪渓)→(Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼの手前のルンゼを登攀):0600→Ⅰ峰手前で時間切れ:1300→(Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼへトラバース):1330→(Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼ下降):1400→(長次郎谷雪渓下降)→長次郎谷出合い:1730→(劔沢登り)→劔沢キャンプ場:2200(テント)
○9/19月:劔沢:0430→室堂:0930→(公共交通)→扇沢P:1100→温泉・ごはん→帰京

報告

・下半を目指したが敗退。 今回も雪渓通過が核心部だった。 取り付き点に辿り着くまでが大変!(帰りも同様) 長次郎谷出合いから雪渓を通過するのに2時間以上をようした(雪渓がつながっていれば、15分ぐらいで通過出来るのに、、、)。 また、Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼ入口の崩落も深かった。

台風予報の中、3日間は好天に恵まれた。 無料駐車場はいっぱいだったが、雷鳥沢、劔沢は混んでなく、大変ラッキーだった。 途中まで、会山行のY氏、K氏に同行。 しかし、あっという間に離されてしまった。 2人とも元気である。

2日目、雪渓の状態が分からないため余裕を見て出発。 しかし、それでも足りなかった。 池ノ谷に続き、長次郎谷でも厳しい谷、雪渓に遭遇。 雪渓と山との狭間を行ったり、高巻きをしたりと何度か登り返しをした。 やっと雪渓に上がっても次は長次郎谷のクレバス、その次は、Ⅰ.Ⅱ峰間のルンゼ入口の崩落、と容赦無い。 Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼを諦め、一つ手前の尾根、ルンゼを上る選択をした。 Ⅰ峰直登に近いルートである。 但し、ここも簡単でなく補助ロープ、スリングで保険を掛けながらの登攀になった。 GPSで見るとあと30mぐらいで稜線に出られたと思うが、すでに昼を過ぎてしまったので戻ることとした。 しかし、下山は登り以上に厳しい。 懸垂他を使いながら、なんとかルンゼを降り、雪渓崩落箇所を通過した。 劔沢に出た時は、1800を過ぎていた。 そこからの登りはいつもの通りヘロヘロ、ダラダラである。

最終日も混む前に帰りたいと思ったので、暗いうちに出発。 でも、思うように足は上がらず牛歩の歩みで室堂に戻ってきた。

*雪渓崩落により底が見えてくる。 この深さを知らずに雪の上を平然と歩いていた自分が怖いもの知らずだと思い知らされる。 厳しいところである反面、魅力的なエリア。 今回も天の川を見ることが出来た。 冬空ほどの星の数は無いが、もう、秋、冬は近い。

劔岳
いつも元気な2人。
雷鳥沢キャンプ場より
劔御前小舎
室堂での山岳情報
劔沢での登山情報
長次郎谷
?峰
長次郎谷出合いの崩落
長次郎谷雪渓のクレバス
ここを通過しないと先に進めない
Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼ入口の崩落
Ⅰ.Ⅱ峰間ルンゼ
朝の劔
雷鳥沢キャンプ場
少しだけ色づいてきた