・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北ア劔/池ノ谷

2022/09/03(土)
報告者
はし
山域
立山連峰
ジャンル
バリエーション
天候
雨、曇り
行程

○富山県:馬場島P:0500(下山:1730)<->白萩川堰堤<->タカノスワリ渡渉<->小窓尾根1600m超え<->池ノ谷(沢登り/降り)<->池ノ谷雪渓:1300(折り返し)

報告

・台風の影響を受け、断続的な大雨。 白萩川、池ノ谷は濁流となり渡渉が大変だった。

朝から雨、それでも馬場島Pは8割埋っていた。 この雨の中、皆さんどこへ行くのだろう? 5:00近くの暗い中、ザックを持って次々と出て行った。 午前中、時々雨は降るものの時折り青空が見えることもあり、雨に濡れてちょっと冷たいが涼しい気候で登ることが出来た。

池ノ谷へ降りてみてビックリ、雪渓が繋がって無い! いつもなら雪渓の上を歩いて行けばよかったものの、小さくない滝が姿を現していた。 初めてみたが上流もなかなかの渓谷美である。 今まではこの深さを知らずに雪の上を歩いていたのかと思うとゾッとした。 雪渓までは、沢登りと巻きの併用で進まなければならなくなった。 二俣手前まで来て急に大雨になった。 このまま進むことも出来たが帰りの渡渉を考えると危険と思い、折り返すこととした。

濁流になるのはあっという間だった。 大きな石や倒木がゴロゴロと不気味な音を立てて流されていく。 沢の上流にいるので大した嵩上げにならないだろうと思っていたのだがあえなく裏切られた。 中州を渡っていると水嵩が増すのが目に見えて分かったので山岸に逃げた。 しかし巻くのも簡単では無い。 小窓尾根1600mを超え白萩川へ降りたのだが、こちらもすごいことになっていた。 少しでも水流の少ないところを見つけストックで深さを確認、足を取られないように川底の凹凸を探りながら渡る。 タカノスワリではこれを何度か繰り返して戻って来た。  

*先月の八ッ峰に続き、こちらのルートも雪渓次第、と言うことをあらためて感じた。 そう考えると行けるチャンスはそれほど多くはない、、、。 

池ノ谷
池ノ谷道標
いつものように池ノ谷方面へ
池ノ谷に降りたところ
劔尾根?
いつもは雪渓の下なのに、、、
雪渓の下を素早く通過
ここまで来てやっと雪渓が繋がった
吹き下ろす冷たい風と雨
池ノ谷の濁流
雷岩付近。ここを渡渉しなければいけない
秋の訪れ
貴重な一滴
おまけ)栂海新道
おまけ)栂海新道入口
おまけ)フォッサマグナ