・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北海道 羊蹄山

2022/08/09(火)〜08/09(火)
報告者
加藤隆太郎
山域
北海道
ジャンル
夏山登山
天候
晴れ
行程
報告

22-0809火 
 4人部屋の2人は4時ぐらいに出発した。トイレに起きた時そのうちの一人石井さんが「ヘッデンが見つからないのです。有ったら置いておいて下さい。」ヘッデンなしでは困るだろうと私のものを貸してあげた。私たちはヘッデンを2個以上持つ習慣がある。「山が終わったら返送して下さい。」30分ぐらいしたら「有りました。」よかったですね。ヘッデンをしまう場所は決めておいた方が良い。

 昨日から天気はCで変わらない。しかし雨は降っていない。「どうする?」「行ってみましょう。」羊蹄山の麓は曇り、山の上はガスに取り巻かれている。雨さえ降らなければ良い。6時25分出発、羊蹄山にも各合目の表示板がある。登るにつれてうまいことに青空がのぞき始めた。昨夜の話では今蝦夷小屋は奥さんが運営していてご主人は羊蹄山9合目の避難小屋に居るそうだ。寄っていこうと考えた。時折望める景色を楽しみながら9合目から避難小屋へ向かう。途中からお花畑が広がっている。
 避難小屋への道を歩く人は少ないようで道の両側から草が覆い被さっている。連日の雨でたっぷりしずくを蓄えているので、上下の服が一気に濡れる。ズボンすそが靴の中に入っていたので水が靴の中へと流れ込み靴下が濡れるのが分かる。
 避難小屋で蝦夷富士小屋のご主人とお話をする。昨日登った人が岩稜帯で迷ったらしく警察から救助依頼がきて探しに行き出会うことができたと話を聞いた。また羊蹄山は熊の話をあまり聞かないが、五月に火口の下の方に居るのを見たという事だった。羊蹄山にも熊は居るのだ。
 頂上からの火口はやはり大きくて、多くの火口もそうだが池ができている。あそこで羆が遊んでいたのだ。これぐらい離れていれば大丈夫なのだろうか。分からない。
 下山もかなり充実していた。つまり長く疲れた。
 17:19に蝦夷富士小屋に帰ってきた。
 蝦夷富士小屋泊