・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

焼山

2022/08/09(火)〜08/10(水)
報告者
山域
妙高連峰
ジャンル
ハイキング
天候
9日晴→曇、10日ガス→曇り時々晴
行程

9日(火) 調布5:00~練馬IC~妙高高原IC~杉野沢橋P9:15→笹ヶ峰10:10→高谷池ヒュッテ14:00
10日(水) 高谷池ヒュッテ4:50→火打山6:35→影火打6:55→胴抜ヶ切戸8:15→焼山9:35/10:00→富士見峠11:15→焼見台13:35→杉野沢橋P15:15~温泉・食事~帰京

報告

今回の目的の焼山(新潟焼山)はあまり知られていませんが、雨飾山から妙高山の頚城山塊・妙高連峰の中でもしっかりとした存在感があります。たびたび噴火警戒レベル2になる活火山で、数年前にレベル1となり山頂を目指せるようになったのですが、私が歩きたい火打山~焼山稜線は整備不良で通行禁止でした。ところがA子さんより、7月末に通行が解除になったと嬉しい知らせが入り、それは今行くしかない、またレベル2になるかもしれないと、天候を見て急遽計画を立てました。焼山から昨年歩いた海谷三山や鉾ヶ岳を見る事とお花畑も楽しみに。
東京を早朝出発、登山口の笹ヶ峰Pを通り過ぎ、下山口となる杉野沢橋P(10台位)に駐車。(雨飾山荘まで続く杉野沢林道はこの先工事通行止め) 身支度後45分林道を歩き、笹ヶ峰登山口で義務付けられている焼山の登山届を提出しました。高谷池ヒュッテまではいつも通りの道です。
高谷池ヒュッテはまだ木の香りも残っている綺麗な新館で、1人1.5畳毎にカーテンで仕切られ、食堂も個々のテーブルで工夫されていました。
翌日火打山まではガスでしたが、お花畑は健在。火打山山頂ではこれから歩く稜線を確認できました。ここから影火打の先までは多少刈り払いしてあったのですが、生い茂った草でズボンまでビショビショ。そこから胴抜ヶ切戸までは300㍍の下降路で、足元が草に隠れていたり細尾根だったり急だったりで、とても滑りやすく緊張の連続でしたが、お花に励まされ胴抜ヶ切戸を通過しました。次に続く400㍍の急登は草に覆われ、這うように登るところもあり、真新しい赤ペンキに導かれやっと山頂稜線に乗りました。稜線直前は広い斜面なので、ガス時には迷いそうな所です。山頂付近は一変して火山の趣でした。ガスも切れて待望の海谷三山・鉾ヶ岳をしっかり確認できました。山頂では3パーティー。私達の前を歩いていた男性、杉野沢橋から登ってきた男性は、いずれも高谷池ヒュッテへ。男性から情報も得て、また天候の崩れもなさそうなので、予定通り杉野沢橋へ向う事にしました。下り始めの15分位は、焼山火山を感じさせる岩っぽい展望の良いルートでした。泊岩(岩小屋)を覘きその後富士見峠に出ると、雨飾山への奇麗な稜線が続いていました。富士見峠からの下り始めが不自然に上り方向にあり、その尾根の初めからまたお花ロードを楽しめました。この先の4本ある渡渉の1本目までの道は、藪っぽく生い茂っている所が多く、見えない足元に気を付けながらの下りでした。結局4本の渡渉とも靴を脱がずに多少濡れてもの覚悟で渡り切りました。1本目の渡渉点から下山口までは、刈払いされていたりいなかったり、急斜面のヘツリもありましたが、迷うような所もなく思ったより歩き易く、むしろ思いもよらないアップダウンがあり疲れました。久し振りの長丁場でした。
今回は高谷池ヒュッテから(焼山山頂部以外)富士見峠の下りまで、初夏から夏の花がたくさん咲いていて書ききれません。お花畑や花ロードを楽しめました。

初日 火打山と焼山を望む
新館の高谷池ヒュッテ
火打山山頂
これから歩く稜線
ミョウコウトリカブト
影火打周辺はお花畑が広がる
急登途中で焼山山頂部が見えた
振り返り火打山・影火打・胴抜ヶ切戸
火口近くに乗り上げる
焼山山頂
海谷三山・雨飾山が見える
火山岩のロープ場
泊岩 岩小屋です
ハクサンコザクラ この辺も花が多い
富士見峠近くからの焼山
4回の渡渉、H氏は軽快だがMは…