・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

岩手山

2022/08/08(月)〜08/08(月)
報告者
吉村繁明
山域
岩手山
ジャンル
ハイキング
天候
曇り
行程

6:05馬返しキャンプ場 →1合目6:45→3合目7:30   →4合目7;50→5合目8:15→6合目8:40→8合目避難小屋9:20→山頂10:00→不動平避難小屋10:50→馬返しキャンプ場14:45

報告

山頂から南側の滝沢市に向かって滑らかなラインを描く岩手山は
一度行ってみたいと思っていた山でした。以前、NHKの連続ドラマ作品のイントロで、毎回岩手山の綺麗な姿が映り印象に刻まれた山でもあります。6日(土)松澤さん・加藤さん・大嶌さん・吉村の4人で調布を7:00に出発、現地スーパーで味付き肉・野菜・お酒類を買い込み、15:00過ぎに馬返しキャンプ場に到着し、重本さんとご縁のある地元山岳会の舟越さんと合流しました。馬返しキャンプ場は、林間にある綺麗な場所です。駐車場の車の台数の割りにテントは少なく、日帰り登山者が多いみたいです。                  晩餐を終わりかけたころ、パラパラと雨が降り出し夜もテントに雨が落ちるのを気にしながら、朝を迎えました。雨脚もあり、山の上は雲に覆われており、天候回復を見込めないと判断して、大嶌さん
吉村は、本日停滞し翌日に延期としました。松澤さん加藤さんは、長い旅路の第一歩であり100名山への足跡の目的もあるため、雨の中を出発しました。(下山後、話を聞くと、途中から天気回復して山頂を楽しめたとのことでした。)東北北部が気圧の谷になっていたり、線状降水域に一部かかっていましたのに、ラッキーでした。停滞組2人は、舟越さんの車で、岩手山を半周しながら八幡平まで案内をしていただきましました。植生豊かな八幡平の池塘を囲む遊歩道をゆっくりとハイキングを楽しみました。展望台からは岩手山が朝の予想に反して随分とくっきり見えていました。その後、露店風呂の藤七温泉に浸かり、一日を過ごしました。      翌日8日(月)、曇り空で岩手山はガスの中、少しの展望を期待しながら登山開始。各合目の表示があるので、どのくらい登っているのかが分かり励みになる登山道です。3・4合目くらいまでは、植生があるところを進み、8合目までは火山であることを思わせるガラガラの道が続きます。途中下山して来た地元女性ハイカーに聞くと、4合目から6合目は雲が切れるけれど、その先ダメそうなので今日は止めておきましたとので、あまり展望は期待できないようです。途中、裾野や近くの山域が見えることがありましたが、強風も吹きだし長くは続きません。8合目小屋に到着する頃には、10M以上の風になっており、本来ここからはお花畑を楽しむところですが、中々そうはいきません。頂上に向けての視界が悪いことと、お鉢に出てからの強風を予想して、ここからは、舟越さんに先導をお願いしました。お鉢に出た瞬間に耐風姿勢をとりたくなるような強風で、方向性を失うようなガスに囲まれましたが、何とか山頂に到着しました。お鉢全体が見えないので、初めてだとそのまま引き返したくなるところでしたが、舟越さんの案内でお鉢を時計周りに一周し山頂神社にお参りして、山頂を後にしました。不動平避難小屋で昼食休憩。水はないものの、綺麗に整備され泊まるにも十分な環境です。県関係者や地元山岳会が整備に協力をしているようです。
今回、同行した舟越さんは、この岩手山に数えきれないくらい登っているらしく、この前は7週連続で異なるルートから登頂したそうです。地元で愛される山だということが分かります。地元の登山者は、結構遅い時間から登り6時ころに下山してくる人が多いそうです。そういえばキャンプ場にいるときも、夕方下山してくる人が結構多かったです。(理由は分かりません)           休憩後、各合目の標識を確認しながら下山、視界が晴れ下の街が見えますが、秋田県側から次々と雲が移動するため、やはり長くは続きません。遠くから見た岩手山の綺麗なラインの上を歩いていることを想いながら、15時前にキャンプ場に到着しました。