・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

研修部 ロープワーク研修

2022/06/18(土)
報告者
菊池 さゆり
山域
ストーンマジック(淵野辺のクライミングジム)
ジャンル
研修
天候
曇り
行程
報告
研修内容 簡易ハーネスの作り方 危険ヶ所の通過とフィックスロープの張り方 懸垂下降とバックアップの取り方 カラビナでの懸垂下降と仮固定 登り返し 午前中は研修室にて簡易ハーネスの作り方、本日の研修内容について説明し、各々簡易ハーネスを作り、復習を中心に行った。危険ヶ所の通過とフィックスロープの張り方は参加者で実習を行った。 午後は、懸垂下降とバックアップの取り方、カラビナでの懸垂下降と仮固定をパイプにロープを4本セットして、各々確認、練習を行った。 その後、2箇所に別れ実践を繰り返した。 最後に1時間ほどクライミングを行い終了。 〈参加者の感想〉 実際に岩場を見立てて習ったバックアップや仮固定を試したが、忘れてしまったり、思った通りに実践できなかったりしたので、定期的な訓練の重要性をとても感じた。本番で使うことを想定した訓練は繰り返して練習しないと身にはつかないと 講師の菊池さん、ありがとうございました^_^ 濱辺 久しぶりのロープワーク・クライミング練習だ。おそらく3年ぶりぐらい。なぜ間がそんなにあいているかというと理由はクライミングが自分にとってつらいから。クライミングがおもしろくならないと練習参加が遠くなる。クライミングが好きになるためにはある程度登れないとおもしろくならない。これが難しい人がいる。私がそうだ。しかしロープワーク、クライミングは山に行く人には必須の技術と言える。四季のクライミング山行を横目で見ながらやらなきゃいけないんだけどな、と思うがなかなか気が重くて参加が遠のいていた。今回参加して本当に良かった。少しクライミングが楽しくなった。 ハーフノットで安全環付きカラビナでの懸垂下降、ここで恥ずかしいことを言わねばならないが、このところ私はハーフノットが手早く作れない。今回キクさんは0.5秒でハーフノットを作り、1秒で下降途中の仮固定を結ぶ方法を教えてくれた。絶対忘れないようにします。 下降の途中、空中で登り返しが必要になった場合の登り返しの方法、これがATCとプルージックを使い、アッセンダーを使用しない。これもマスターしたいししなければならない。 ここで問題が発生、私のルベルソとプルージック用のあんこを抜いた6㍉シュリンゲでは荷重のかかった7㍉ロープではうまく制動が効かない。考えてみると私が道具を買って沢に行き始めたときロープは11㍉だった。システムも道具も変わっているのだ。今回南大沢待ち合わせ帰りも南大沢だったので早速モンベルでATCとプルージック用のシュリンゲを求めました。制動専用のシュリンゲ売っているのです。知らなかった。 ここからはみなさん三々五々自分の力にあった壁を登ります。実に久しぶり、私は5.6から登ります。みなさん自分の力を一つでも高めたいと次々に挑戦している。オーバーハングどころか天井にポイントをつけた場所を通過している。すごい!! キクさんはクライマーだからあり得るが、りかさん濱邊さんもすごい。  篠塚さんが補助をしてくれて私も5.10まで登れた。実に有意義だった。篠塚さんありがとう!! またストーンマジックに来てみたいと思いました。 加藤 余りに久しぶり過ぎて心配でしたが、キクさんはじめ皆さんにとても丁寧にご指導いただきました。どうもありがとうございました。色々忘れていることに気付くこともできました。クライミングやロープワークは目的地によっては必須の技術になると思うので、現場で滞りなくできるように、教えて貰うだけでなく自発的に学ぶ姿勢を持たないと、、と改めて感じました。 澤井 山に登る人の基礎知識としてロープワークは身に付けるべきスキルの一つで有ることを改めて感じる事が出来た講習でした。 特に個人的に重要性を感じた以下の方法に付いて述べる。 初めに、スリングを用いて「簡易チェストハーネス」、「簡易ハーネス」の作り方を初めとした基本的な自己安全確保。 更にカラビナを用いて行う「懸垂下降」はいざという時に助けになる。但しこのメソッドは両刃の剣となりロープをかなり痛めてしまう事が最大の懸念となることを再認識した。 今後も継続的に講習は受けると共に、スキルの継承が行える山岳会で有りたい。 篠塚 講師からの一方的な講習会で無く参加者全員で質問や意見を活発に出し合っての講習が良かった。いろいろ目から鱗的な知見が多く有意義であった。 ロープワークは、実践環境や持ち物で異なるのでなかなか、奥が深いと感じた。 以下、私が個人的に今回の講習会で得られた知見になります。 ●簡易ハーネスの作り方  簡単ハーネスでは、落下時には痛くて使えない。加速のついていないずり落ち止める程度にしか使えない。 ●フィックスロープの張り方と通過の仕方  樹木等へのガースヒッチでは、ずり落ちやすいので、スリング長に余裕があれば強度低下の抑えられるラウンドターンがおすすめ。 ●カラビナでの懸垂下降と仮固定のやり方  カラビナを持って手首の動きだけによる超高速ムンターヒッチセットに感激した。 ⚫️登り返し(自己脱出、アッセンディング)  ロープの上部側にフリクションヒッチでセットするスリング長とロープの下部にフリクションノットでセットするスリング長の自分にあった選定が難しい。  また、ロープにあったフリクションヒッチの選定や良く固定できるスリングの選定が難しいのでロープとの相性を事前に確認しておく必要がある。  あとは、実際に外岩で50m登り返し練習 小林