霧ヶ峰
20211024 霧ヶ峰
風が少し強く昨日より寒く感じる 快晴
霧ヶ峰は39年前に来たことがある。まだヴィーナスラインは有料で600円だった気がする。現在は八島湿原の周りを大きく木道が取り囲み歩けるようになっている。湿原の大きさも一目で分かる。39年前には木道はなく土の斜面を滑りそうになりながら降りたが湿原の全貌は見えなかった。その時は水縁に降りたのでいろいろな生物が確認できたように記憶 している。夏だったからかも知れない。当時霧ヶ峰というエアコンが売り出されておりテレビの宣伝で霧ヶ峰という名前をよく聞いた。40年ほど昔の話。
霧ヶ峰は守屋山から見えた緩やかな大きな緑の山全体、高くなっているところが車山だ。
今日は車が2台有るのでプチ縦走だ。車山から八島湿原へ抜ける。3時間強の行程となる。
ヴィーナスラインは素晴らしい展望だ。これほど高いところを走る車道は少ないだろう。1700㍍まで次第に登るこの道の良さはいろは坂のように頻繁には曲がりくねらない。
守屋山から八島湿原に到着したときはまだ車が少なかったが、車山の方は駐車場にはすでに一杯の車で路上駐車が始まっている。靴を履き替えて歩き出す。風が冷たい。今日も快晴に近い空だ。昨夜凍っていた道が溶けだしてぬかるんでいる。車山の頂上はとても広い。遠くから見えていたレーダーのような白い大きな球体が間近で見るとかなり大きい。
八ヶ岳、中央アルプス、南アルプス、北アルプスが一望できる。素晴らしい展望だ。白樺湖が小さく見える。車山スキー場ゲレンデ脇を降りていく。降雪機がスロープに沿ってずっと設置されている。
蝶々深山に到着、ここも展望の良い気持ちの良いところだ。草原の中をさらに歩いて物見岩。遠くにグライダーが飛んでいる。こんな空の下音もなくなめらかに飛べたらさぞ気分がよいだろうと思う。どうやら上昇気流があるようでグライダーは上がっていく。
空を飛んだり海に潜ったり山を歩いたり、人はいろんな遊びをするものだ。ヘリコプターで岩山の上に降り立ちそこからムササビのような衣装を着て飛び降りる人達も居る。ムササビを見ているとあんな風に飛べるのだと思うが、それを実際にやってしまうのはすごい。人間は飛ぶように出来ていないのに飛んでしまう。
八島湿原の周囲を歩いて行く。草紅葉で赤茶色い草に一面覆われ、所々に池塘がある。池塘には空の雲が映っている。巻き雲というのだろうかいかにも風が強そうにみえる。
最後はコロボックルヒュッテという山小屋件軽食堂に、とても人気があり次々にお客がやってくる。私たちが頼んだボルシチも、私たちのあと数人で「本日のボルシチは終了しました!」との声が聞こえた。この店はSさんのお嬢さんのお気に入りとのことで、Sさんは写真を撮っては娘さんに送っている。ご子息もお嬢さんもわざわざ松本に遊びに来るという。仲の良い親子ですね。
今回はメインの山には登れなかったが守屋山、霧ヶ峰と大満足の山行となりました。
Sリーダーお世話様でした。楽しい山行ありがとうございます。