・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

守屋山

2021/10/23(土)〜10/10(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
ジャンル
秋山ハイキング
天候
晴れ
行程
報告

20211023 守屋山

今日は本来なら御嶽山に登る予定であった。午前2:20に起床し午前4:30にFさんと合流、まだ明けない高速を走ってきた。天候もまぶしいほぼ快晴である。気がかりとすれば少し風が強いようだ。御嶽山に次第に近づいて山道に入っていく。ラインでSさんとやりとりしていたFさん、「ロープウェイが止まっている。強風のためロープウェイが休止中
だって。」空はこのように晴れ渡っているのにロープウェイが休止とは、しかし歩いて登れない訳ではない。
8:30予定通り御嶽ロープウェイ駅に到着した。広い駐車場には車はまださほど集まっていない。確かに観光登山の時期は過ぎている。Sさんと合流。Sさん「風が強くてロープウェイは止まっていて、上の方は積雪がかなりあるようで30㌢ぐらい。」「30㌢そんなに。」私たちの本日の心構えとしてはまだ雪山登山のつもりがまったくなかった。雪山用のスパッツもないし、アイゼンはチェーンか軽アイゼンだ。だって2週間前まではTシャツで山に登っていたのだから、とそんなことを心の中でつぶやくが、今日は積雪30㌢で強風、現在地の外気温は4°Cだがロープウェイを降りたところでは-4°Cその上強風と来てはかなりの寒さだろうと予想される。やはり今日御嶽山に登るのは無理だとみな考えた。
ではどうするか。協議の結果明日登る予定だった守屋山に決定。車で1時間ほど松本方面へ戻ることになる。山を下りてくると見晴らしの良いところが有って御嶽山がよく見える。大きな山である。山脈をなしているようにも見える。みんなで写真を撮る。
結局守屋山に登り始めたのは11:00を過ぎていた。Sさんは松本から近いので山を始めたばかりの人を何度も連れてきているそうだ。どんな山だろう。どうやら入笠山に近いようだ。入笠山の指導標が車道の反対側にある。
Sさんは登山者が登り始める登山口を選ばず、車道を歩き出す。「駐車場から登り始めると最後がこの車道歩きをしなければならないんです。そこで逆コースをとりはじめに車道歩きを終わらせてしまうのです。」なるほど最後に長い車道歩きはしたくない。
登山道はとても歩きやすい。途中岩に名前がついている。相模湖近くの石老山のようでおもしろい。亀石、陰核石、石投石など。また天気の良いこともあり見晴らしが良い。遠くまで見える。Fさん「すっかり日だまり里山歩きになりましたね。」そんな感じです。
前嶽を過ぎて全行程1時間半ほどで山頂についた。諏訪湖全体が一望できる。諏訪湖はこれほどの大きさだっけと、思っていたより諏訪湖が小さく感じられる。御神渡もここから見られるそうだ。その時はここらあたりは雪で真っ白だろう。
またここは展望の山でもある。麓にあった守屋山の紹介文では百名山のうち30座が見えるとあった。
北から東に、鉢伏山、美ヶ原、霧ヶ峰、車山、浅間山、北から西に向かっては白馬乗鞍、白馬、五竜、鹿島槍、蓮華、針ノ木、燕、大天井、常念、槍、穂高、笠ヶ岳、焼岳と連なる。西には御嶽、経ヶ岳、東には八ヶ岳の山々が蓼科山から編笠まで見える。南には言わずと知れた南アルプスの山々が雄姿を競っている。
360°の展望の山であった。
降りてきて守屋山水呑場山荘があった。今は山荘でありここら一帯はキャンプ場になっている。登っているとき「水呑場」への道標が有った。水場が有るのかと私は思ったが、Sさんが「キャンプ場があるのです。」といった意味がここではじめて分かった。「水呑場」は水場でもあるのかも知れないが地名だったのだ。
守屋山は冬のアイゼン歩きにもいいですね。
SリーダーFさん本日も楽しい山をありがとうございました。