海谷三山
10/9(土) 移動日
早朝出発⇒所沢IC⇒更埴IC⇒観光⇒登山口下見⇒雨飾山荘14:30(泊)
10/10(日)
雨飾山荘4:30⇒タクシーで駒ヶ岳登山口5:00→駒ヶ岳7:50→鬼ヶ面山南峰10:00→海谷渓谷分岐11:10→鋸岳12:20→雨飾山分岐13:20→雨飾山登山口駐車場15:00→雨飾山荘入浴⇒夕食⇒糸魚川IC⇒帰京
雨飾山の北にギザギザとした海谷三山(駒ヶ岳、鬼ヶ面山、鋸岳)がドーンと聳えている。行程が長くアップダウンが連続する藪岩で、大変だがとても楽しい稜線だった。紅葉の時季の晴天を待って、3年越しでようやく登ることができた。コースは全体によく整備されていて、ロープ、鎖、はしごが数十か所に付けられている。ハーネスやLが持参したロープを使うことはなかったが、悪場が多く、垂直に近い急登、急下降が続く。雨飾山荘は建物は古いが清潔で食事もおいしかった。
10日早朝、前日下見しておいた駒ヶ岳登山口にタクシーで向かう。5時、まだ真っ暗な中をヘッデンで登り始める。大岩壁の裾を巻いたりくぐったり、3時間ほどで1座目の駒ヶ岳に到着した。ここでヘルメットとハーネスを装着。前方に目指す稜線が見えている。少し先の東駒ヶ岳から垂直の急下降が始まり、鬼ヶ面山までアップダウンが連続して気が抜けない。鬼ヶ面山から鋸岳に向かう行程の前半は、安心して歩くことができる数少ないところだ。イワウチワロードだが、残雪期は危険なのでイワウチワの花が人目に触れることはあまりなさそうだ。海谷渓谷に下る分岐を過ぎると、垂直ハシゴが現れる。よくぞこんなところにこんな長いハシゴを架けてくれたものだと感謝しながら慎重に上った。ここを通過し、さらにアップダウンを繰り返して、ようやく最後の鋸岳に到着。頂上は日本海から北アルプス、妙高連峰まで大展望だ。下山する雨飾山荘も下に小さく見えている。鋸岳直下は快適な岩稜の下りで、その後はブナ林、そして最後は沢筋の滑りやすい下山路だ。10時間かかって無事雨飾山荘に帰り着いた。山中では誰にも会わなかったが、雨飾山の登山客が大勢いた。山荘の温泉で汗を流し、糸魚川でカニが豪快に乗った海鮮丼を食べて帰宅した。四肢フル稼働だったので、翌日は肩まわりの筋肉がギシギシと痛かった。