・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

会津駒ヶ岳

2021/10/06(水)〜10/10(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
尾瀬
ジャンル
秋山登山
天候
曇り
行程
報告

20211006-07 会津駒ヶ岳 

 途中の道は行き交う車もいない気持ちの良い道であった。話によると檜枝岐村(ひのえまたむら)までOさんは若い頃月に2回ぐらい乗馬の練習に日帰りで通っていたそうだ。すごい体力だ。
国道に面したキャンプ場は何と私たちだけ、トイレは温水でまことに快適なキャンプ場であった。到着して登山口を確認しに行く。国道を少し行くと「会津駒ヶ岳登山者駐車場」とある。入ってみるとどうも違う。「もっと上まで行けるはずだが」とOさんが首をひねる。もう一度国道に出て進んでみると、「会津駒ヶ岳登山口」と道標がある。ここを進むと歩いたら30分ぐらいはかかりそうな結構高く登った所に駐車場がある。前日に確認しておいて良かった。大分時間がかせげる。
 前回は残念ながら天候の関係で中止となった会津駒だが今回はどうであろうか。天候は時の運だが出来れば晴れてほしいものだ。
会津駒ヶ岳は6時間ほどの道のりなので朝もゆっくりだ。午前6:10ぐらいから歩き始める。平日とは言いながらすでに車がかなり止まっている。東京近辺のナンバーが多い。
 傍らを流れる沢がかなり上の方まで水量多く流れている。Oさんの同僚の方がこの沢を登ったそうだ。上流部はかなりの傾斜だが滝も多かったことだろう。
 登山道の左右は紅葉黄葉がかなり色づいている。はじめは急登が続くがその後はさほどではなく楽しく歩ける。
草紅葉の中の木道を歩いていると絵画の中に居るようだ。思わず立ち尽くすと鮮やかな色彩に包まれる。草紅葉は茶色から赤、漆系の赤、ななかまどの深紅、クマザサの緑、黄色い広葉樹、針葉樹の深緑が渾然一体となっている。草紅葉の中に大小の池塘がある。池塘は今日は黒く見える。木道から池塘を覗き込むと草が密生している。これほど色彩豊かな山は日本以外には少ないのではないだろうか。
黒澤明の映画に夢の話が幾つかの短編で描かれたものが有ったが、まるでその映画のような絵の中を歩いているように感じる。

頂上に近づいていくと木道の傾斜がきつくなる。降りてきた人が「この先木道が荒れているので滑ります。気をつけて」と教えてくれた。
進んで行くと木道が壊れて散らかって居るように見える。ここ一月ほどの雨で乾く間のなかった木道は芯まで濡れて急な傾斜の木の上は滑らずに歩くのは難しい。が歩かないわけには行かない。登っていくが、下りはもっと大変だろう。

山頂からの見晴らしは素晴らしく、北には越後駒ヶ岳、中の岳、浅草岳、会津朝日岳、窓明山、三岩岳、南には富士山、東へ向かって白根山、男体山、女峰山、西へ向かって燧ヶ岳、武尊山、至仏山、谷川岳、苗場山、平ヶ岳が晴れていれば見える。今回はガスで何も見えない。山頂部はガスで何も見えないが少し下るといくつかの山が見える。特に越後駒ヶ岳の姿は大きくどっしりとして是非登ってみたいと思わされる山だ。
気をつけながらも何度か滑りながら歩き山小屋まで下った。
 頂上付近の山小屋はまるで鮮やかな色彩の童話の中の家のようだ。まだ昼食には早いのでお茶と行動食を食べる。その後ゆっくりと下って駐車場までもどるとちょうど昼食に良い時間となった。ここで私はカレーメシを食べる。
 その後も平日の気楽さで空いた道を帰京した。
 本日もOリーダーお世話様でした。楽しい山行が出来ました。