・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北アルプス 横尾本谷右俣

2021/10/03(日)〜10/04(月)
報告者
甲田
山域
北アルプス
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程

1日目 上高地10:00→横尾13:30
2日目 横尾4:15→本谷橋5:20→本谷右俣7:00→黄金平8:40→横尾尾根のコ
ル10:40→天狗池(氷河公園)11:30→天狗原分岐12:15→槍沢ロッジ 13:55→横尾15:10→上高地18:00

報告

思いがけず 横尾本谷右俣の紅葉を見に行くことが出来ました。
コースは沢登りもあるバリエーションルートです。
リーダーから初級レベル 沢の経験無くても大丈夫という話で参加させて頂きました。
台風通過の後 1日おいての出発。
北アルプス方面はほとんど影響は無かったようです。
天気は二日とも 雲一つない快晴無風で最高の山日和でした。

1日目は横尾まで 3時間強の道のりで 途中道端のナラタケ狩りをしながら進みました。ここでテント泊です。
キノコの見分け方もリーダーから伝授して貰いました。
夕食の味噌汁に入れて 美味しく頂きました。

2日目 本谷橋で明るくなるのに合わせて 満天の星空の下 ヘッデン点けてゆっくりと歩きます。途中 前方に星のように輝いた北穂高山荘が確認できます。
本谷橋を渡り 河原に降り バリルートの始まりです。
主に右岸を進み、ゴーロ歩きで何回か高巻きをします。思っていたより水量は少なく 渡渉用のサンダルは使わずにすみました。
左俣と右俣の合流地点(二俣)からは 水の流れは少なく 岩ゴロゴロを登って行きます。
大きな岩モレーンを越えたら 景色が一変します。
思わず声をあげてしまう程の山上の楽園 黄金平に到着
眼前には南岳から横尾尾根の稜線、カールの白や紅葉の赤と黄金色の世界です。これを3人だけで独占できている最高の一時でした。振り返ると屏風の頭もドッカーン。
一休憩して 横尾尾根のコルを目指します。
カールのどの部分を登って行くのか ワクワクします。
リーダーが登りやすいルートを見極めながら進みます。
最初は草原 ブッシュをかきわけ踏み跡も確認できます。
その後はガレ場です。カールの中腹からは高度感がドンドン増します。
振り向くと富士山も見えましたが、楽しむ余裕はありません。
足元の岩はとても崩れやすく 岩や周りの草やハイマツをつかみ、足元を確保し、斜面に這いつくばって よじ登ります。ピンポイントの横尾尾根コルに到着成功。さすがです。
今度は 槍の出迎えで感激ひとしおです。無事に登ってこれた達成感もあり テンション上がりぱなしです。カールは見上げて楽しむのが、今回は登るという貴重な経験が出来ました。
これからは 一般道 下りがメインです。
天狗池まで1時間弱 逆さ槍と紅葉、青い空 又々大絶景です。
ここからは 今日中に帰京予定で帰りの時間が気になります。
足を早めて進みます。
槍沢ロッジでタクシーの最終時間を確認しました。6時半とか。ギリギリ?
横尾に到着し テントを撤収してタクシーの予約をしようとしたら 確約出来ないとの素っ気ない返事。今までに何かトラブルでもあったのでしょうか?
仕方なく、上高地までたどり着く事だけに集中して歩き続けました。
帰りの楽しみ キノコ狩りは出来無かったのが残念ですが、無事にタクシーに乗れました。
因みに 釜トンネルは夜7時に通行止めになるそうです。

今回 紅葉シーズン真っ只中で 人にも会わないバリエーションルートを歩けたことに リーダー、深夜まで運転してくださったKさんに感謝しています。

ナラタケです。
サプライズバースデー
明るくなった本谷橋
ゴーロ歩き
バックは前穂北尾根⅘
紅葉が見始めます
黄金平 黄金平 黄金平
横尾尾根方面 横尾尾根
最後の急登
横尾尾根のコル到着
槍方面
逆さ槍