・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

北穂高/奥穂高

2021/08/05(木)〜08/08(日)
報告者
中島
山域
北アルプス
ジャンル
ハイキング
天候
晴天
行程

8/5:沢渡8:50→上高地9:40→横尾12:45/13:00→涸沢16:00
8/6:涸沢テント場4:40→北穂高岳7:20/(コーヒータイム)8:30→涸沢岳10:30→奥穂高岳12:00/(昼寝)13:00→涸沢ヒュッテ15:00/(日陰のテラスでビールタイム)16:00→涸沢テント場16:30
8/7:涸沢テント場6:00→横尾8:00→上高地11:30→小梨平→上高地散策
8/8:小梨平→上高地→沢渡→上京

報告

本来は表銀座縦走の予定が、日本周辺に発生した熱帯低気圧の影響で気候が不安定になり、リスクの少ない滞在型の北穂/奥穂に変えました。
北穂/奥穂には4回目という、Yさんが先頭を歩いていただいたおかげで、迷いもせずに予定通りの計画をこなすことができました。

北穂高から涸沢岳の岩稜コースは、個々の岩場には欲しい所にボルトが打ち込んであったり、梯子があったりで、それほど高度な技術は必要ありません。
しかし、2時間集中力を切らさずに、岩稜をたどることはかなり疲れます。
途中で、小休止を頻繁に入れ、暑い日差しの中で水を補給しながら集中力を維持しました。

涸沢岳を超えると、奥穂高まで普通の山道という印象で、特に危険な場所はありません。
ただし、Yさんがソロで北穂から涸沢岳を周回した時には、穂高岳山荘まで来て息切れし、奥穂高岳山頂はパスして下山したそうです。
今回は、三名でパーティを組んでいたので、疲労も三等分されて軽くなり、奥穂高岳山頂を踏むことができました。

また、いつもは通過するだけの上高地ですが、今回は上高地を観光するために、小梨平でもう一泊しました。
小梨平は、昨年熊に襲われたことで対策をして、残飯や食べ物の管理を徹底しています。
それと同時に、食堂や入浴、食材提供、キャンピンググッズのレンタル等、至れり尽くせりのサービスも提供していました。

この一泊のおかげで、上高地帝国ホテルに立ち寄って午後のコーヒータイムを楽しみ、翌日の早朝には朝霧に浮かび上がる前穂高から吊り尾根、ジャンダルムの景色を鑑賞することができました。

また、楽しい山行をしましょう。

横尾大橋。 一昨年、二ノ俣谷を遡行して大天井岳に登った時に、間違ってこの橋を渡ってしまった記憶があります。 本当は、橋を渡らずに槍ヶ岳方面の道を選ばなければならなかった。 今回は、この橋を渡って涸沢に行きます。
早朝の涸沢テント場 コロナのためにガラガラです。
奥穂高のモルゲンロート 今回は日の出前にテントを出発しました。
北穂高を登っている途中で撮った奥穂高のモルゲンロート 朝なので、元気いっぱい
北穂高への登攀ルートの上部は岩稜になります。 サブザックを忘れた私は、ザックだけでも2kgある荷物を背負って息切れ状態。 元気な若い方のパーティが多かった。 私どもも元気。
北穂高登頂 槍ヶ岳をバックに記念写真 当初の計画では、表銀座縦走の途中で槍ヶ岳に登る予定でしたが、天気予報が悪く計画を変更しました。 北穂高小屋のテラスで、槍ヶ岳と大キレットを鑑賞しながら、コーヒータイムとしました。
槍ヶ岳から続く大キレット 見ているうちに大キレットを渡ってくる方がいらっしゃいました。
北穂高から涸沢岳へ 岩稜の尾根が続く。 北穂の北側が大キレットなら、こちら側は小キレットか? 正解は「涸沢のコル」です。
岩をよじ登る。 登りにくい岩には、足をかけるためのボルトがついてます。 高度な技術は必要ありませんが、2時間のルートなので集中力の維持が大変です。
あの岩もよじ登らねば。 迷わないように、白い丸印とバツ印はいたるところについてます。
涸沢岳頂上 ホッとしました。
赤い屋根の穂高岳山荘が頂上から見えます。 緩やかな斜面を降りていけば着きます。
奥穂高への取り付き。 最初だけ岩登りと梯子がありますが、その後は普通の山道。
奥穂高岳登頂。 穗髙神社嶺宮が鎮座されてます。
奥穂高から見るジャンダルム 奥穂からジャンダルムに続く尾根は広くて簡単に行けそうに見えるが、馬の背とナイフリッジがあるはず。
穗髙神社嶺宮の裏側の日陰でしばらく昼寝していました。 朝も早かったし、日差しはきついけれども気温は適温。 うつらうつらと、気持ちがいい。