四阿山

20210710-11四阿山
梅雨とは言いながら今月は雨が多い。今回の山で一番気になっていたのは天候であった。晴れ男晴れ女ぞろいなので口では「大丈夫！」と言いながら「降らずにいてくれるといいけれど」などと内心で弱気な独り言も時折つぶやかれる。まあ降っても昨夜私は、登山靴と帽子に防水スプレーをたっぷりとかけてきた。多少の雨なら大丈夫。
天気予報によると11時ぐらいから1，2時間は雨に降られそうだ。まあ自然の真っただ中での行動なのでそれぐらいは仕方がないとしよう。
車で走る途中時折日が差す。久しぶりな日差しだ。このまま晴れるというわけにもいかないだろう。山の山頂付近は雲がかかっている。
菅平のダボス牧場に到着。いかにも牧場らしい牧場、牛や羊があちこちにおり、一面の緑である。S車、N車も到着。
Sさんはさらに減量推進、ズボンがかなり緩い。後ろ姿が少し前とは全然違う。今度会ったら見てください。
ダボス牧場はどうやらソフトクリームが美味しいらしい。心に「帰ってきたら食べるぞ！」の決意を胸に記念写真を撮って出発。9:00
雲は多いが時折日が差す緑の中を進む。
きれいな草原の中の登山道、この時期は周囲が緑に染められている。白樺の緑の葉、足元の笹の緑、それが一面に続いている。きれいだ。
今回の山行では、根子岳、四阿山と二座を登る。
それにしても今日は湿度が高い。汗が蒸発せずしたたり落ちる。根子岳に到着する少し前にFさんの体調が少し悪かったが、何か漢方の薬を一包のみ回復！！たしかに湿度が高いと調子が上がらないところがある。
根子岳からは200㍍下って300㍍登る。根子岳から少し下ると山道が一面の笹の中を続いているのがよく見える。ガスが多く見通しがきかず残念だが、晴れていたらさぞ眺望が良いだろうと思われる。
四阿山は群馬県と長野県の県境に位置している。群馬の方では吾妻屋山と表記しているようだ。山頂の道標に記されていた。
自覚はあまり無かったが、途中休憩を多めに取ったりしたのか休憩も入れて約7時間で牧場に帰着。おのおのソフトクリームを食べたり、ミルクを飲んだり、このミルクもおいしかった。
Nさんはソフトではなくミルクを選択した。このときの会話でNさんは糖質と揚げ物をなるべく摂らないダイエットを実行中、3㌔ぐらい体重が落ちたという。糖質は多くの人が気にしているが揚げ物も摂らないやり方はさらにヘルシーだと思う。私も取り入れてみよう。
最近Sさんの減量ヘルシー大作戦の影響か、スマートウオッチ、それに連動する体重計とかヘルシー志向の話題が多い。私も今日から日本酒を控えてハイボールにしよう。いやでも明日からにしようか。Hさんが八海山を持ってきたと言っていたのが気にかかる。
下山し温泉へ、私はタオル類を忘れてしまい、Hさんに黒猫の縫い取りのあるバスタオルを借り、Sさんにタオルを借りて快適に入浴させて頂いた。
S宅へ戻り今日は疲れを癒すということで反省会、「利尻岳」の打合せは明朝にしようとなった。しかし、ヘルシー志向大作戦実行中の中以前ほど皆さんの酒量は多くないように思える。いやしかしNさんはアルコール度数9％の檸檬堂を飲んでいました。報告しておきます。
その夜の話、Sさんは先日あった時よりさらに減量に成功、聞けば10月に行われる松本マラソンに出場の予定だそうだ。一応目標タイムは4時間30分だが、内心ではサブ４を目指したいとのこと。ええ！！それでは走りのプロではないか！！サブ４とは！！
そしてそれを聞いたHさんさり気なく「私もエントリーしようかなあ。」ええ！！この人たちはなにものだあ！！　体力モンスターたちではないですか！！
　私は腰痛に悩む老人だというのに。まあいっか。
　Hさんも毎日7㌔のジョギングを楽しんでいるという。Hさんは現役ばりばり超忙しい人なのに、ジョギングに登山それも、縦走、沢登り、冬山、そして最近は岩登りのおもしろさに目覚めつつあるという。
ああそうか。今指折りHさんのやっていることを数えていたら、フルマラソンはHさんにとってそれほど大きなハードルのあるものではないですね。
翌朝
今回の山行のメインは「利尻岳登山と礼文島の打合せ」、Sさんを中心にHさんFさんが実にてきぱきと22日から25日の予定の行動とそれに伴う所要時間、バス、タクシー、貸自転車、貸バイク、当日の持ち物分担、忘れがちな事柄などを埋めていく。それは小気味よいほどのテンポで進められ、特に礼文島の行動に関して一次案、代替案、二次案と参加者の希望と実現可能性を秤にかけ無理なことはふるいにかけられ、鮮やかに実現可能な現実的な計画が浮かび上がってくる。すごい、拍手をおくろう！！
Sリーダー、みなさま楽しい山行をありがとうございました。また、「利尻岳登山と礼文島」楽しみですね。事故無くいって参りましょう。