雲取山
◇9日
奥多摩駅(07:40)=バス=留浦(08:13)=徒歩=鴨沢(09:00)・・・堂所(11:00)・・・七ツ石小屋(12:00)・・・ブナ坂(12:55)・・・雲取奥多摩小屋(14:25)避難小屋泊
◇10日
雲取山(07:30)・・・雲取奥多摩小屋跡(07:40)・・・ブナ坂(08:15)・・・七ツ石山(08:40)・・・鷹ノ巣山(10:25)・・・六ツ石山(12:35)・・・奥多摩駅(15:00)
マイテント、60Lの軽量ザックなど新装備を試そうと梅雨前の駆け込み1泊山行を思いつく。好天のポピュラールートも平日はひっそり。雲取山頂の避難小屋も独り占めならテントから切り替えようと思っていたら、16時すぎに若者1名が三峯口から上がってきた。2人なら広いし、よしとする。小屋横の素晴らしいパノラマを前に贅沢な山メシタイム。山談義。翌朝も山頂付近でのんびり過ごしていると、山荘からテント泊者が上がってきて朝食を取っている。そりゃ雰囲気はあっちとは比較にならない。
ヘリポート付近に水場があったはずだが、まったく思い出せない。まあ水は十分残っている。鷹巣山から日原へ下るルートは通行止め。事前調査不足を反省。最初の計画通り小雲取から富田新道で下りるのも良かったなと考えても後の祭り。結局、石尾根を奥多摩駅まで楽しむことにした。稜線通しに行くと倒木で少々荒れていて、将門馬場手前のピークでは間違った尾根に入り込んだりもした。ザックの重量は10kg強だったと思うが、最後まで膝が元気だったのも収穫だった。
実は雲取山は高2の夏以来で、半世紀近くを経ての再訪だった。避難小屋もトイレも新調されたのは助かるが、最も変わったのは鹿の大繁殖だ。石尾根の稜線付近には多くの足跡が付いており、雲取山頂周辺の草地も夕方になると複数グループの鹿が集う食事会場と化した。夜中に星空を眺めようと小屋を出ようものなら、10数頭が足音を響かせて駆け出し、ヘッドライトを向けると無数の目の光に囲まれる。環境破壊も止まらないと聞く。真面目にジビエ料理を広めるなど何か手を打つ必要性を感じた。