・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

道志山塊 赤鞍ヶ岳・菜畑山

2021/03/07(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
道志
ジャンル
ハイキング
天候
曇り
行程
報告

20210307赤鞍ヶ岳・菜畑山
 道志山塊は静かな山歩きに最適である。奥多摩、丹沢と異なり交通の便が少しばかり悪い為もあろう。まして今日は曇り空、出会うハイカーはゼロと読んだが当たるかな。休憩時間を入れて7時間のコースとなる。
 8:00少し前に道志村役場に到着した。駐車場には6台ほどの車が先着している。我々が準備をしている間にも1台が到着した。これは思ったよりハイカーが多いかと、しばし考える。村役場に車をおいて行ける山は赤鞍ヶ岳、菜畑山、加入道山、大室山とある。足を伸ばせばさらにいけるが日曜日の今日はそんなものだろう。
 8:00から歩き出す。9:05入道山10:00赤鞍ヶ岳。曇り空の下分厚い落ち葉と膝に易しい柔らかな黒土の道を歩く。やはり誰にも会わないし、すれ違うこともない。
赤鞍ヶ岳山頂は展望はないが、ブナの林の中の小広いところだ。私はこのコースは3回目だが、1回目は40代だったかと思う。20年以上前になる。ここで昼食の山用スパゲッティーを茹でて食べた。今と違いこのスパゲティーがゆであがるのに10分以上かかったと記憶している。味はおいしかったが、燃料がかかるなあと思った。山頂は雪におおわれていた。昼食はブドウ岩の頭でとることにして歩く。
10:20岩殿山、10:43岩戸ノ峰、小さな手作りの山名板がブナの木に取り付けられている。山名板に「ヒッチ」と書いてあるどういう意味だろう。分かる方がいらしたら教えて下さい。11:11道志口峠、11:30を過ぎてそろそろブドウ岩の頭のはずだが、道標はない。「ここいらかな。」「道標はないのかな。」「いや前に来たときは有りましたよ。」「ブドウ岩の頭から左に降りるのだけど。」「ああ、左へ降りる道がある。ここかな。」「いや違う。もう過ぎている。」「戻ってみましょう。」こんな会話があって戻ると、先ほど落ちていた板っきれの近くに朽ちかけた「ブドウ岩の頭」とある。また落ちていた板をひっくり返すと「ブドウ岩の頭」とある。この板の地点から見ると確かに進行方向左に道が降りて行っている。先ほどは落ちていた板きれに気を取られ気づかなかった。道間違えをするところだった。リーダーの「行き過ぎている。」の言葉で戻れました。お世話になります。「さっきの道を下っていたらどこに行ったんでしょうね。」登山地図にはその道はない。作業道と思われる。危ないところだった。
 ここで昼食にする。私の今回の昼食は冷凍ごはんを湯煎して戻し、レトルトカレーをかけるという物だった。今回は保冷袋に入れなかったのだがやはり冷凍ご飯が溶けていない。これはお湯がいるな。でも水はたっぷり持ってきたから湧かせばいい。しかし自慢の買ったばかりのジェットボイルに火を付けるとおかしい。勢いがまったくない。燃料が切れかかっている。細々とした火に専用なべを取り付ける。レトルトのカレーも入れる。今回はレトルトの品がどのくらいの時間で温まるかも調べたかったのだが、このままでは凍ったごはんに冷たいカレーをかけてかじるということになるのだろうか。カレーを上手く食べようと木製のスプーンまで持ってきたのに、肝心の燃料がないとは・・・・。
細々とした火を見ていると、そこはジェットボイルだ。湯がわき出した。沸騰した。カレーを温めたお湯を冷凍ごはんに2回かけて湯煎した。どうもびちゃびちゃした感じだが温まれば良い。カレーをかける。どうにか温まっている。良かった。燃料はもう空っぽだ。ぎりぎりでした。燃料のガスには気をつけないといけません。
レトルト食品は思ったより短時間で温まると思えた。レトルト食品を持ってこられるとなると食べる物の幅が広がる。すき焼き、牛丼、豚丼、親子丼、ハンバーグ、たいしたことないか。レトルト食品自体はたいしたことないので、追加の食材を工夫することが大切であろう。
菜畑山は晴れていれば絶好の展望スポットである。下り始めて約2時間弱で道志村役場着。本日も楽しい山行をリーダーみなさまありがとうございました。