塔ノ岳・鍋割山
20210214塔ノ岳・鍋割山
塔ノ岳は2年ぶりで久しぶりの山であった。以前は毎月来ていたこともあった。背負うザックの加重と登頂までの所用時間を変えては登った。ザックは15㌔はきつくて10㌔ぐらいに納めたいと悟ったのはこの山のおかげだ。渋沢駅からバスで大倉へ来ようと考えていたが、なんとバスは出発したばかりであった。4人だからタクシーで行こうか、「私が出すよ。」といってくれたのはYさん、お言葉に甘えて大倉までタクシーで来てしまった。しかし、雲が取れない。このところの連日の好天が続いていたのに今日ばかりは曇り空である。まあ仕方有りません。TさんYさんKさん私と4人で歩き出す。Kさんはよく歩いているようですぐに汗をかいている。形も上から下まですきがない。途中富士山がきれいに姿を見せてくれた。スマホやカメラを出して撮る。最近おおきな、きれいな富士山をたくさん撮ったが、見られるとつい写真にとる。それもお風呂やのあの絵だ。富士山が好きなのですねえ。西から南へ向きを変えると大島がみえる。曇りだが海も見えている。丹沢は海に近い山だ。3時間ほどで塔ノ岳山頂に到着した。関西方面から来ているらしい女性に写真を撮ってもらった。しばらく景色を楽しんで鍋割山へ向かう。鍋割山への道はブナ林の気持ちの良い道だ。
できたら鍋割山で「鍋焼きうどん」を食べたいといつも思うのだが今日も並んでいる。そこで私が用意してきたのはかき揚げうどんだ。汁付きでコンロで温めればすぐできあがる。作ってみたが中々いける。おいしく頂いた。山では何を食べてもおいしいのだが、今度は何かご飯ものにも挑戦してみたい。炊き込みご飯は時間がかかるので、ではリゾットならいけるかな。しっかり食べて寄を目指す。
鍋割山から寄までの道はほぼ下りだが、一箇所だけ標高100㍍ほどを一気に登る。これがくたびれたが皆さんは平気な顔をしている。がんばろう。
今回は下山に際して楽しみが有った。ろう梅である。Tさん達がきた2ヶ月前はまだ咲いていなかった。時期的には梅の季節である。まだ咲いているか。
下ってくるときれいに手入れされた茶畑に出た。斜面全体に植えられている。下の方を見ると花桃だろうか濃いピンクの花が並んで咲いており、その横の方には、黄色い花が並んでいる。ろう梅に間に合った。例年ならこの時期はろう梅の盛りで、お祭りが行われるそうだが、ことしはコロナのために見る人もないが、ろう梅は咲き誇っている。かなりの数のろう梅である。香りと黄色い彩りの中をあるく。もったいないようだ。我々だけでこんな情景を独占するのは。
下り始めてからすっかり晴れて、寄のバス停は開けており感じがよい。Tさんがビールを買ってきてくれ、ちょうどきたバスに乗り込みおいしく頂いた。
終わってみれば、今回も良い山でした。みなさんありがとうございました。