日の出山・御岳山
20210124日出山・御岳山
雪雨の予想の中出かけてきました。昼過ぎからの雪雨は覚悟していたものの9:00過ぎには雨となりました。我々は先週は山に行けなかったので今日行かないと2週間空いてしまうので、多少の雪雨でも行きたかったのです。ひと月に3回の山行は結構頻繁な山行と思えますが、四季の会メンバーにはごく当たり前で月に2回では少し物足りなくなるのです。 日の出山は30年ぶりぐらいで初めてと同じ、どんな山か記憶にありません。
二俣尾駅から南西へ向かい立派な愛宕神社奥から山道らしくなってきました。しかしまだ9:00だというのに雨脚が強くなりカッパを着ます。30分ほど歩くと愛宕神社奥の院、雨の中ハイカーが一人登ってきました。お聞きすると三室山まで行き日向和田へ降りるとのこと。
愛宕山から程なく三室山、展望は有りません。三室山から80分で日の出山です。902㍍の標高ですが頂上近くはやはりしばらく登りが続きます。頂上は広く多数のベンチ、東屋もあります。助かりました。東屋の屋根の下で昼食です。雨は雪に変わりうっすらと積もっていきます。東屋の気温計はちょうど0°を指しています。こんな日に我々の他にも逆コースから二人登ってきました。一人は「福生から走ってきましたがもうここからつるつる温泉へ行って帰ります。寒い。」帽子も被っていないので髪が濡れています。もう一人もつるつる温泉へよる予定だそうです。今日は温泉が身体中に染みるだろうなあ。
日の出山から40分で御岳山、すっかり雪です。こんな日にも参詣の人が何人かいます。雪の中、階段を休み休み上る女性がいましたが何を祈願しに登られるのか。
Fさんが御岳山の三角点を見たいというので奥の方へと登って行きます。ここはきたことがあったか定かではありませんが、大口真神社おおぐちまがみしゃ、日本武尊が御岳において狼に難を救われ、それいらい「おいぬさま」とあがめられています。道中での安全の神としてまた「おいぬ」は「老いぬ」にも通じ多くの信仰を集めている。とのこと。立派な狼の狛犬もありました。またすぐ近くに太占祭場ふとまにさいじょうがあります。一月三日に鹿の肩胛骨を焼いて占うのだそうです。これはかなり古い祭事と考えられます。
御岳神社はかなり古い来歴を持つ神社なのだとあらためて知りました。
さて下りですが、Fさんの「ケーブルカーでなく歩きもおもしろい。」との言により歩いて下ることにしました。御岳山に何度来たか忘れましたがいつもケーブルカーを使用し歩いた事は有りませんでした。
かなりの急勾配を下ります。登りでは大変でしょう。道の両側に杉並木が続きます。登りの終点から1番から順に番号が振ってあります。登山口には何番の杉があるのでしょうか。かなり太い杉が続きます。あとで分かるのですが350年ほどの樹齢だそうです。また所々に地名の由来が小さな板に書かれておりそれを読みながら下りました。途中ランニングで登ってくる女性とすれ違いました。傍からは物好きなと思われるでしょうが、毎日のように走っていると走らずにはいられないのですね。これも分かります。
終点は確か745番、杉の並木が終わります。この道はとてもおもしろかったです。
雪雨中の山行でしたが、負け惜しみでなく今日も楽しい山でした。Fさんありがとうございました。