・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

会山行(2020年忘年山行)

2020/12/19(土)〜12/19(土)
報告者
河野美保
山域
滝子山南稜(寂悄尾根)— 浜立山
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程

滝子山南稜登頂ー滝子山山頂ー浜立山頂ー下山

報告

笹子駅集合後、8:02 滝子山南稜登山口から登山開始。

滝子山南稜の登山口には、「上級者向け」なのでくれぐれも気を付けて、との注意喚起の看板が。特に私(河野)は、「上級者ではない私が、このルートを行って大丈夫か?」と、前途にやや不安を感じながら、登り始めました。

林道を越して、最初の1時間ほどはほぼ直登の道をとにかくひたすら登ります。電波塔のある小広場最後の休憩を取り、後は、なるべく休憩を取らずに登る予定でしたが、初心者の河野のために、その後も適宜、休憩を取って下さいました(皆さんのペースに付いていけずにご迷惑をお掛けしました)。

登り始めて2時間ほどが経過する頃、岩稜帯に入り岩場の登りになりました。春の頃には、イワカガミの群落が美しいそうですが、残念ながら、当然今の季節は咲いていません。
こんなところに、と思うような岩の傍らに群生していて驚きました。葉は全体的にちょっと紫がかっっています。帰宅後、どんな花かネットで見てみましたが、とても可愛らしい花でした。

岩場ではどんどん高度を稼ぎ、回りの山々も雄大に見え始めているのですが、周囲を見る余裕も余りなく、ひたすら三点確保で登っていきます。天気が良く岩が乾いていたので、滑るということはなくそれは本当に助かりました(しかし、途中で河野は足が攣ってしまい、甲田さんからお薬を頂きました。甲田さん、有難うございました!)

11:25頃、ようやく滝子山頂に到着。登山者はかなりいました。
12時には浜立山に向けて出発したかったので、30分程で昼食。
頂上は気温も思ったほど低くはなく快適でしたが、富士山の山頂は少し雲に隠れていて、全景は見えず、結構苦労して登ってきただけにそれは残念でした。
反対側には大菩薩嶺を始め、中央線沿線の山々が綺麗に、こちらはほぼ全て全景が見えました。

12時に浜立山に向けて出発。
ここからは、3グループに分かれて、バリエーションルートを地図読みしつつの山行です。
浜立山の山頂も、表示が小さく見つけにくく通り過ぎたり、といろいろあり、地図、地形を精密に読むことの難しさを改めて感じました。

バリエーションルートだったので、それを心配された浅井会長が下見を行って下さっていました。そして、実は、分岐などに梱包のときに使う白いビニール紐を巻き付けて目印を付けて下さっていて、結局ズルをして、地図を読まず、その紐を探していたちゃっかり者もいました(私=河野です)。

下り斜面に入ると、余り歩く人がいないせいか、吹き溜まった枯れ葉に膝くらいまで埋まりながら、さながらラッセルのように進みます。最後に下る尾根からトラバースして枯れ葉に埋まりながら隣の尾根に移り、沢に続く道に出ました。

14:15頃、車道(林道)直上の斜面に到着。
ここで、15時頃まで懸垂下降の練習を行いました。

今回も、岩場もある本格的なコースと、地図読み・懸垂下降の練習と盛り沢山の内容で、楽しく充実した山行でした。

計画して下さった中島リーダー、下見・下調べをして下さった浅井会長を始めご参加下さった皆様に御礼申し上げます。
皆様、本当に有難うございました。