・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

西上州 シラケ山~烏帽子岳

2020/11/25(水)
報告者
甲田
山域
西上州
ジャンル
岩稜ハイキング
天候
雲後晴れ
行程

天狗岩登山口9:00→二俣9:39→天狗岩展望台9:50→シラケ山10:30→岩稜ルート→マル11:20→烏帽子岳11:40-12:25→岩稜ルート→おこもり岩13:50→二俣14:05→天狗岩登山口14:20

報告

昨年会山行で計画されたのですが、台風の為行けなかった天狗岩~シラケ山~烏帽子岳に行きました。群馬県南牧村と上野村の郡境にあり、西上州を代表する岩峰のひとつで 岩稜ハイキング入門コースです。春のアカヤシオ、秋の紅葉のころが特に美しい人気の山です。
今回は 紅葉は終わりかけてましたが、平日で見かけた登山者は2名だけ。静かに自分達だけで岩稜歩きを満喫出来ました。
登山口は曇り 晴れる事を期待してスタート 沢沿いの杉林の斜面を登ります。落ち葉で埋まった足に優しい登山道です。
天狗岩への急斜面を登りますが、ガスがどんどん下から上がってきます。鉄橋のかかった展望台でも真っ白何も見えません。
すぐにシラケ山へ向かいます。
ここからが 岩稜ルートです。ガスのおかげで高度感はありません。シラケ山が今日の最高地点1274mです。あいにく視界ゼロ
シラケ山からピークが7つ 岩峰間は短く降りたらすぐ登り返しの連続です。鎖 ロープはありませんが、岩と灌木 根っ子とつかむ物はしっかりあります。
ガスでテンション低い中、途中のピークでなんとブロッケン現象が見られ、歓声が上がりました。
足元に気をつけて夢中になって歩いていると あっという間に広い鞍部に出ました。ここから マルに登ります。この頃からやっとガスが晴れて来ました。マルは名のごとく丸い山頂で360度の展望です。向かう烏帽子岳(1182m)が低く見下ろせました。
一旦下って烏帽子岳への取り付き 山肌(岩、土)が露出していて 滑りやすい急登りです。トラロープもあります。20分ほどで烏帽子岳山頂。
雲は消えて 無風で暖かい中ゆっくりと360度大パノラマを眺めて昼食。
西南に御座山 北に浅間山から妙義山 鹿岳 荒船山山塊の同定に盛り上がりました。
帰りは天候回復リベンジで同じ岩稜ルートを歩きます。振り返ると烏帽子岳の形が立派に見返せ、シラケ山からは両神山 歩いてきたマルから烏帽子岳へと続く岩稜も眺められました。大大大満足です。
最後に おこもり岩に寄り、天狗の岩洞を覗けました。
又 春 アカヤシオを見に行きたく思える素晴らしい山行でした。

 廃屋のある二俣、天狗岩へ向かう
天狗岩展望台はガスの中
1本岩峰 案外小さい
ブロッケン現象
岩稜を登ったり下ったり
ガスで高度感は感じない
マル このピークだけ岩が無い
烏帽子岳手前のザレの急登
烏帽子岳頂上
荒船山・毛無岩の向こうに浅間山
妙義のギザギザの稜線も良く見えた
帰りも岩稜ルートで
こんな稜線を歩いた
本日の最高峰シラケ山
シラケ山頂上、青空の下で
おこもり岩