・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

八海山

2020/10/18(日)
報告者
三浦
山域
越後三山
ジャンル
日帰り登山
天候
晴れ
行程

八海山二合目P5:30~三合目6:00~四合目6:25~五合目6:50~八合目7:25~八海山避難小屋8:50~地蔵岳9:05~不動岳9:10~白河岳9:30~釈迦岳9:35~摩利支岳9:45~大日岳10:05~入道岳10:35/10:55~千本檜小屋う回路分岐11:20~新道分岐11:35~九合目11:55~七合目12:35~五合目13:10~四合目13:15~三合目13:40~二合目P14:10~帰京

報告

今回、Hさんお勧めの紅葉を見に“八海山”を目指す。
1カ月半程前に、Hさん達が屏風道からの登山は岩場や鎖場が多いとの情報で、チャレンジすることになる。
A氏もまだ登った事はないという。

前日は、雨が降っていたが、ウオーミングアップを兼ねて那須の“姥ヶ平”に登り、紅葉も少し見ることができた。今日の八海山の紅葉にもますます期待がかかる。

天気は朝から快晴!前日、登山口を確認していたので迷うことなく向かったが、既に車は8台ほど止まっている。身支度をしている間にも、次から次へと車が来て、あっという間に私たちが止めた駐車場はいっぱいになった。
屏風道は、行程時間も長いうえに岩場や鎖場も多いので、マイナーな登山道だと思っていたので驚いた。

5:30出発。ヘッテンの明かりをつけながら行動開始。
直後、登山口まで自転車で来た若者にすぐに追い越される。
一旦沢に降りると増水時用に一人ずつ渡る古びたゴンドラが設置されてある。
そこを横切り、初めは緩やかな登山道を進む。四合目を過ぎてしばらくすると鎖場が出始める。ここでヘルメットを装着。
長い鎖場。時々勾配が緩くなったかと思うと、また鎖場が…。
これを何度も繰り返す。
昨日、雨が降っていたので岩場もかなり滑り気を許せない。始めはなるべく鎖を使わないようにしていたが、緊張の連続でそうもいっていられなく、鎖を頼りに登る。
途中、鎖もなく足場も殆どないような場所を草や根をつたってへつる箇所もあり、結構スリリングだ。
標高が1,000mを過ぎる頃、朝日を浴びた紅葉が目の前に広がる。これこれ~!
途中何枚も紅葉を写真に収め、疲れた体を癒してくれる。
千本檜小屋に手前で、登山口付近で越された若者が、紅葉を堪能しながらじっくりと写真を撮っていた。
千本檜小屋を通過。これからが八ッ峰の始まり。
地蔵岳~不動岳、七曜岳(五大岳)からは10m程の鎖場を登っては下りを繰り返す。
垂直に近い鎖場と狭い岩場、眼下には遥か下まで見える断崖はかなりの高度感がある。

前の4人P(内2人)はまだ岩場の経験が浅い様子で、「足場が見当たらない」やら「無理~」など言いながら、かなりてこずっているようだった。
ここは、ある程度岩場を経験してからでないと、かなり厳しい山であるのは言うまでもないが…。

大日岳で4人Pを追い越し、入道岳に向かう。
ここからはあまりアップダウンもないが、コースタイムで片道40分かかる。あともう少し。

一般的には地蔵岳~大日岳までのルートが“八ッ峰”となっているらしいが、一番標高が高いのが入道岳(1,778m)だと言う。

入道岳で景色を堪能しながらお昼をいただく。すると、またまた例の青年が近くに来て、山談義を始めた。面白い青年だ。

下山ルートは、大日岳の下りまで戻り、迂回路から新開道へ向かう。迂回路直下は、はしごと鎖場の連続。急な斜面は、足元がぬかるんでいて滑りやすく、下りも苦戦。長く急な斜面が更に足に負担をかける。下山途中、何人もの人に追い越される。私たちも下山はそこそこ早いはずなのに…。
ここを下山するということは、屏風道を登ってきた強者達であろう。下山の速さに驚いた。(ほぼ皆小走り状態)その中に例の若者も。

下山し、帰りにお土産を買おうと思い、六日町駅まで行く途中なんと、例の彼が自転車で駅に向かっていた。あまりの体力のある彼に驚くばかりであった。

古びたゴンドラ
大滝。
鎖場の始まり。
鎖のない所もよじ登ります。
草や根を頼りにへつります。
八ツ峰が見えて来ました。
小屋が見えます。
小屋の中。
地蔵岳から小屋が見えます。
不動岳
鎖を頼りに下ります。
摩利支岳が見えます。
大日岳頂上。
大日岳からの下り。
入道岳
登って来た八ツ峰。