・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

毛勝山

2020/09/21(月)
報告者
森多 他2
山域
北アルプス
ジャンル
ハイキング
天候
曇(ガス)時々晴れ間
行程

9/20(日)東京~魚津IC~片貝山荘泊
21(月)片貝山荘4:50~登山口P5:05→毛勝山西北尾根登山口5:10→モモアセ池9:00→クワガタ池10:00→毛勝山10:55/11:40→モモアセ池13:00→西北尾根登山口16:20→登山口P16:25~帰京

報告

劔北方稜線の最北に位置する毛勝山。急登が多く道のりが長いが、後半モモアセ池手前からは草原・お花畑(夏季)が出てきて、山頂は富山湾や北アを望める展望の山となる。
残念ながらガスがかかり大展望とはいかなかったが、昨年歩いた毛勝三山の猫又山から見た後立山連峰や剱岳を思い起こし、毛勝山頂に立った。
山頂の手前から広がる草原やお花畑や池塘などの雰囲気が猫又山とよく似ている。そして標高差(1700㍍)やコースタイムも大体同じだ。ただ猫又山のようなルート不明瞭な所は無いので、少し体力は必要だが(昭文社11:40)、花や紅葉の季節は特に楽しめると思う。
以前白馬岳~清水岳から見た存在感のある毛勝三山の二山を踏め、長丁場できつかったがその分嬉しい。残りの釜谷山は積雪期以外は藪ルートだ。

二百名山だからか地元の天気予報が晴れだったからか、15パーティー位は入山していた。

今回前泊に魚津市の施設「片貝山荘」を申請して利用させてもらった。素泊まり・寝具持参・飲料水持参、他制約はあるが使用料無料だ。林道脇の駐車となるが、登山口Pまでは車ですぐだ。

登山口から10分で急登が始まり、 樹林帯から灌木帯の中を3時間ひたすら登る。
緩急繰り返し、やがて草地が出て来てホッとする。
急登を乗り越えやっとモモアセ池に到着する。
草原が広がり良い雰囲気の所だ。
ガスが切れて青空が出てきた。 毛勝山の山容が見れて良かった!
毛勝山はまだまだ遠い。
また一つ急登を終え大清水草原に出た。 辛くとも心癒される。
一面のお花畑になるのだろう。 チングルマのワタゲがいっぱいだ。
クワガタの形に見える?可愛いクワガタ池。 クワガタ池一体の草原は、ルート上一番奇麗な所だ。
草原を後にここからが正念場。 山頂までは250メートルの最後の急登。 みんなあえいでいた。
スタートして6時間、やっと山頂に到着した。 長かった!
お喋りをしているうちに剱岳が隠れてしまった…。 大展望はお預けだ。 続々と登ってくる声が、キツカッタ!
長居をしたが展望諦め下山開始する。 山も紅葉・草紅葉が始まってきている。
長い長い登下降、 ロープも多く(10本以上)手強い下りだった。
ゴールの毛勝山登山口。 左が今回の西北尾根、 右は主に積雪期の阿部木谷ルートだ。
お世話になった片貝山荘。 少々古いが個室は数ある。 ありがたい。