・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

奥多摩 海沢上流中流沢登り

2020/08/30(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
奥多摩
ジャンル
沢登り
天候
晴れ
行程
報告

奥多摩海沢上流は近くて沢登りを楽しむ者にとり一度は登ってみたい沢だ。
探勝路が近くについているのをみても分かるとおり、見所満載の景色や滝が続く。

三つ釜の滝、ネジレノ滝、大滝、不動滝、枠木大滝、奥の大滝このほかにも大小の滝が続く。
ただしこの沢に入渓するにはそれなりの技術と体力、滝登り攻略の知力が必要である。入渓の前には自分にそれらが備わっているかよく考えなければならない。標高差675㍍、遡行時間7時間下山に1時間少々、体力さえあればどうにかなる沢でもない。
枠木大滝の攻略などガイドブックには記されているが覚えられるものではない。右岸からバンドへ登り、右へトラバース、立木にロープをかけて3㍍下のバンドへゴボウで降りる。右へ移動し残置ハーケンを支点に露岩面をトラバースし・・・・さらに続く。

7:20に海沢園庭出発、しかし、歩き始めて30分ほどでKの状況がおかしい。ちょっとした滝が登れないのである。滑ってしまうし、踏ん張れない。シュリンゲやロープを出してもらいどうにか登っていくが、「これではとうてい無理だ」と本人に分かった。みなさんには申し訳ないが「大滝までで帰ろう」と考える。
ネジレノ滝を過ぎ大滝に到着、Kが大滝までで帰る旨をリーダーに伝える。HリーダーもKの様子を見て考えていた様子で「では上流の遡行はここまでにして中流を遡行しましょう」
と提案してくれた。Kにとってはありがたかったがメンバーにはまことに申し訳なかった。すみません。

沢を滑り台したり飛び込んだりしながら下り、林道にあがり中流の降り口まで歩き中流を歩いてきた。ここは泳ぐ沢で釜ごとに泳いだ様な気がする。5・6回ほど泳ぎ滝にとりつき登った。Kはやはりここでもシュリンゲ、ロープが必要であったので、上流は無理であったことは確認された。

沢はとても楽しく登れました。Hリーダー、メンバーに心より感謝いたします。ありがとうございました。