・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

十勝岳

2020/07/26(日)
報告者
三浦
山域
大雪山
ジャンル
日帰り登山
天候
晴れ
行程

旭川3:30~十勝岳登山口P5:00/5:10~上ホロ分岐6:00~かめふらの岳7:00~上ホロカメットク山7:20~上ホロ小屋7:30~十勝岳山頂8:20/8:30~十勝岳避難小屋10:05~雲ノ平分岐10:30/10:40~白銀荘11:15~十勝岳温泉P12:30

報告

前日は、稚内から旭川へ向かう途中、鹿と激突して車は大破し、レッカー移動で、レンタカー会社まで1時間半、別の車に乗り換えるまで約5時間のロス。
昨日は、移動日だったと言うことで、今日の山行は何とか計画道り行けることとなり、不幸中の幸いであった。

本日は快晴、旭川を3時半出発。5時には十勝岳温泉Pに着くが、すでに車は10台以上はあったよう。

登山口からしばらく歩くと、目の前には壮大な山々が見え気分もアップ!林道をしばらく登り、一旦下って沢沿いに出る。
沢を越えてからは大きな石がゴロゴロ転がって、時折よじ登る。
こういう所は結構面白い。

上ホロ分岐までは前後に人は居たものの、皆、富良野岳方面に行く様子。十勝岳方面に向かうのは私たちだけのようであった。
ゴロゴロ岩を乗り上げながら高度を上げる。岩の間から、可愛い花が顔を覗かせている。
しばらくすると、D尾根の長い階段(300段)が始まる。A氏は、途中からスイッチが入り、ドンドン先に行ってしまった。
いったい何のスイッチ?
階段が終わるとそこは、展望がひらけ疲れも一気に吹き飛ぶ。高山植物の花があちこち咲いていて、生命力を感じづにはいられない。お花にパワーをもらいながら足を進める。
あっという間に上ホロカメトックに到着。ここから一気に避難小屋まで下る。
十勝岳までの稜線を見ながら大砲岩まで来ると、今度A氏は、行ってはいけない場所へ…。何やら今は通行止めになっている点線ルートを見に行っていた。帰りのルートを見定めているようだった。(私は無理~)
頂上まではあと一息!十勝岳の頂上直下は、九十九折れでほぼ直登で登る。トレランの男性に抜かれるも、頂上までは、一気に登り詰める。
頂上では望岳台方面から来た人達が10名ほどいた。頂上でパンをかじりまったりした後は、今度は望岳台方面へ下山する。

同じ山なのに、こっちは別世界。花もほとんどなく、ざれ道をひたすら下る。展望もほとんど変わらず火山の山を象徴した感じ。
ざれた道をサクサク下山。振り返ると、山頂はガスに覆われほとんど見えない状況であった。十勝岳避難小屋を通過し、雲ノ平分岐まで来てやっと一息。残りのパンをいただき、十勝岳の余韻に浸っていた。
あと少し!と思いきや、ここからまだまだ続く山道。ハイマツの木々のトンネルから始まり、岩場や沢越え…。等々
不思議な道がこれでもか~!と続き、やっと吹上温泉白銀荘に出たと思ったらそこから1時間15分。やっとのことで十勝岳温泉の駐車場にたどりついた。
十勝岳をぐるりと周遊し今回の北海道山行は終わりとなる。

いろいろな事があったけど、また来年、来られるといいなあ。

十勝岳温泉登山口
一旦下って登ります。
富良野岳分岐
300段ある階段。A氏はさっさと登ります。待って~!
やっと階段が終わり、これからこんな感じの道が続きます。
かみふらの岳からの十勝岳。カッコイイ!
これから稜線。いい景色。
上ホロカメトック山
はるか下に上ホロ避難小屋が見えます。
岩肌から蒸気が…。
大砲岩。おーい!そっちは行けないよ~!
山頂まであと少し。
十勝岳山頂。
山頂からの下り。望岳台方面。
美瑛岳。
十勝岳避難小屋が見えます。