・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

利尻岳

2020/07/24(金)
報告者
三浦
山域
ジャンル
日帰り登山
天候
晴れ~曇り
行程

24日(金):利尻島ファミリーキャンプ場ゆーに5:00~沓形山登山口5:30~6合目6:10~避難小屋6:35~7合目6:45~8合目7:25~8.5合目7:50~三眺山8:05~分岐9:00~利尻岳山頂9:20/9:30~三眺山10:25~8.5合目10:40~途中休憩(30分)~8合目11:40~7合目12:15~避難小屋12:20~6合目12:40~沓形山登山口13:20

報告

今回、スポーツの日の祝日を含めた大型連休。せっかくなので、どこか良い所はないか…。と思うが、まだまだ梅雨は明けない。
いろいろ案を練り、北海道の計画をたてて頂く。

22日の朝、羽田空港から飛行機で旭川空港まで約1時間半。そこからレンタカーを借り、約6時間かけ天塩郡幌延町のキャンプ場へ到着。(キャンプ代無料)

23日の朝、キャンプ場から稚内港でフェリーに乗り利尻島へ移動。(フェリー移動中、利尻富士はガスっていて見る事が出来なかった。)利尻島ファミリーキャンプ場ゆーにへ。(キャンプ代一人500円)

テントを設営していると、千葉ナンバーの車の方に声をかけられ、「島の向こう側は3~4度高いよ」と言われた。(何故千葉ナンバーの方が、この島の事を知っているのか不明だが…。)
初めは何のことだか分らなかったが、それも後で気付くこととなる。
島めぐりは、車でぐるっと一周約3時間半。時計回りで周遊する。

ここで先ほどの方の言っている事がようやく理解できた。島の半分ガスっていても、もう半分は晴天で気温が3~4度高かった。これは、やはり利尻山があるせいで気候が大分変化すると思われる。島&山のコラボ。大自然ならではの面白い現象だ。

24日やっとのことで登山開始となる。ここまでが長い道のりだ。
3時半起床。4時半出発。天気は曇り。キャンプ場は、あいにくガスっている。登山口は、島の反対側の沓形コースから登り始めるので、天気に期待。
登山口近くになると、やはり山の全容が見えてきた。
登山口から樹林帯をスタート。沓形コースは一般道ではないため、山道はそこそこ整備されているが、やはり人はあまり歩かれていない様子。途中途中でこれから向かう山頂の景色も見えて、テンションは上がる。足元にはきれいな花があちらこちらに咲いて癒させる。7月半ばの北海道はちょうど花盛り。花を見つけては写真に収める。
2時間半かけようやく三眺山へ到着。そのころ辺りはガスに包まれ風も強く吹いてきている。汗もかいているせいで、一気に体が冷やされる。風のない所に避難し、カッバを着込む。
三眺山で男女のPが「これから先に行くんですか?」と質問をされる。どうやら、ここから先に行くかどうか躊躇しているらしい。
勿論、我々は【行かない】と言う選択肢はない。

三眺山からの道は、岩場の「背負子投げの難所」を通過し、やせ尾根を20分ほど進み、鴛泊コースのある尾根に向かって山体崩壊地の直下「親不知子不知」を横断。(足元の踏ん張りがきかず歩きづらい火山礫帯。)そこを通過し、ロープのある岩場を交え、20分ほどで鴛泊コースと合流し、後は20分で山頂に着く。合流地点まではなかなか変化に富んでいて面白い。

100名山でもある利尻山の頂上は、鴛泊コースから来た人達で賑わっていた。頂上はガスっていて、展望は望めなかった。持ってきたパンをかじり少々休憩し元来た道を下山する。
下山も慎重に…。

三眺山近くになると下界も見え、空も明るくなってきたので、そこから少し下って平な場所を見つけ、昼食(カレーカップ飯)をいただく。時折ガスの切れ目から見えるローソクの景色を堪能し、下山する。

前日、島の反対側から撮った利尻山。 向かって左が頂上真ん中とがっているのがローソク岩。
登山口。自転車をデポしている人もいます。
6合目から始まります。
避難小屋のトイレ。
向かって一番左の天辺が頂上。この頃はまだ天気が良かったが…。
三眺山。冷たい風が吹き荒れ、ガスガスになって来ました。
背負子投げの難所。 何という恐ろしいネーミング…。
ヤセ尾根。
崩落箇所。
鴛泊コースと合流地点。
もう少しで頂上。
頂上の祠。
ローソク岩。
利尻島ファミリーキャンプ場。
島の表から見た(ポン山からの)利尻山。カッコイイ!