太郎山
所沢IC~清滝IC~光徳牧場~山王峠7:05/15→山王帽子山8:05/10→ハガタテ薙分岐→小太郎山9:40/45→剣ヶ峰→太郎山10:20/45→小太郎山→山王帽子山12:40/45→山王峠13:35
太郎山は男体山の隣にあり、女峰山と共に山岳信仰の山。また男体山と女峰山から生まれた長男太郎山とも言われている。以前東側の新薙ルートから入ったが、今回の山王帽子山ルートの方が変化あり良かった。車は登山口の山王峠付近の駐車スペースや路肩に数台可能だ。
スタートから笹藪。すぐに山王帽子山への急登となり、思い切り下りまた小太郎山への急登が続いた。途中ロープが張られた廃道のハガタテ薙分岐があり、スタートから2時間半程で小太郎山に到着した。なかなかの登りだった。展望はガスで得られなかったが、太郎山に向かう痩せた稜線と岩稜は見えた。その岩稜の剣ヶ峰を乗り越えた後、縞枯れた樹林帯が現れ、そこで1頭の鹿と遭遇した。その後はシャクナゲロードとなり新薙からのルートと合わさり太郎山頂に到着した。この小太郎山から太郎山の稜線は花も有り岩場も有り縞枯れ帯も有りで、変化に富んだ楽しい稜線だ。本当だと素晴らしい展望の太郎山だが、山頂ではガスが出たり取れたりで残念だった。しかし小太郎山に戻った頃からガスが切れてきて、下山までには男体山、中禅寺湖、戦場ヶ原、日光白根山と見る事が出来た。地味な太郎山も良い山だった。梅雨時の山行としてはまずまず満足できた。
今回静かな山を選んだつもりだったが、計8パーティーもいたのには驚いた。
帰りに小田代ヶ原を少し散策、ホザキシモツケの群落がピンクの絨毯のようで素晴らしかった。イブキトラノオ、ノアザミ、ワレモコウ、オダマキ、ハクサンフウロ、トモエソウ、クガイソウ、他にも思いがけず多くの花を楽しめた。