蓼科山(雪山の装備点検をかねて)
8:30 蓼科山七合目登山口
11:00 蓼科山荘
11:30 蓼科山山頂(休憩30分)12:00出
12:30 蓼科山荘
14:30 蓼科山七合目登山口
なん年か雪山装備点検をかねて、北横岳に登った。そのとき北にすぐそこに蓼科山がきれいな独立峰を三角に見せてくれていた。「来年は蓼科山を雪山始めにしようか。」こんな声が出て、今回の蓼科山雪山始め山行となった。
蓼科山はかなり以前に登ったがどんな山であったか、記憶が乏しい。それほど大変だった記憶はないから大丈夫だろう。と少しのんきに考えていた。
Tさんの車で林道をぐんぐん登っていく。登り口は「七合目」なので山頂が間近に迫ってくる。雪山始めだから大変ではないほうがよい。特に私はアイゼンをつけると足がギブスを履いたようになって疲れる。慣れておかなければならない。欲張りに雪山も楽しみたいから。
人影のない登山口「一の鳥居」、ここで身ごしらえをする。ザックが急にしぼむ。オーバーズボン、ゲートル、ヘルメットなどをつける。登山道は緑色の細引きでずっと頂上近くまで示されている。
初めのうちは「雪山の練習になるかな。」雪がない。
しかししばらく登ると、石ころだらけの急坂に雪の溶けたものが凍っている。これはすべる。みんなでアイゼンを履く。
石混じりの氷を踏んで登って行くと、次第に雪道になっていく。
深い雪ではないが十分アイゼンの練習になる。
森林限界を超えると一気に景色が開けた。すばらしい景色だ。
馬返し、将軍平をへてごろごろした岩の山頂部に立つ。
実に広い山頂部だ。岩だらけの広場になっている。そして、360°の山波だ。浅間山、西上州の荒船山(航空母艦の様な山)、八ヶ岳、甲斐駒、南アルプス、遠くに白い雪山を連ねて北アルプスも見える。風が多少強いが見飽きることのない景色だ。さすがに2530㍍の標高だ。我知らず感嘆の声が出てしまう。
この頂上の景色を全員が見ることができた。
将軍平の蓼科山荘に戻って食事をとる。大満足である。
Oリーダー始めみなさんありがとうございました。雪山はじめの蓼科山大成功でした。