・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

女峰山

2019/10/14(月)〜10/15(火)
報告者
三浦
山域
ジャンル
テント泊山行
天候
行程

14日(月):調布IC5:30~日光IC7:30滝尾神社7:45/7:55~殺生禁断境石8:55~稚児ヶ墓9:30~水場10:00~白樺金剛10:30~八風11:20~遥拝石11:45~唐沢避難小屋13:10
15日(火):唐沢避難小屋5:15~女峰山6:00/6:15唐沢避難小屋6:50~遥拝石8:05~八風8:25~稚児ヶ墓9:45~殺生禁断境石10:10~登山口10:35~滝尾神社10:45

報告

12日(土)に、関東を直撃した台風。多摩川氾濫。長野県でも多大な傷痕を残し去っていった。

14日(火):台風から2日後、中央高速も通行止の為、関越道を通り、被害がない日光にある“女峰山”を目指す。
高速道路はやはり空いている。滝尾神社の駐車場までは約2時間半で到着。
滝尾神社からの黒岩ルートは、栃木のバカ尾根と呼ばれるほど。登山口から頂上までは約1,700㍍の高低差がある。気合いが入る。
現地に着いてから登山口までが不明瞭の為、少し迷いながらようやく山道を見つけ歩き始める。約30分のロス。
始め急登を登ると、直ぐに殺生禁断境石が目の前に…。あまりの大きさに圧倒される。そこからは永遠になだらかな道が淡々と続く。“1,700㍍の高低差があるのに、これではいつに着くのか分からないなぁ”等思いながら足を進める。アップダウンも殆どない。途中“飽きた~”と呟きながら…。
白樺金剛を過ぎた頃からようやく岩場が出てくる。コレコレ~!
遥拝石に着くと、見事な七滝が目の前に。冬場は氷瀑登りで賑わうと言う。凄い!
ここからは一気に急坂!笹がうるさく足元にまつわりつく。滝巻山をトラバースし、遥拝石から約1時間半で唐沢避難小屋に到着。
小屋の中は正面にテーブルと両面に椅子が設置されてある。
その両端に広い板の間がある。1人用のテントを広げ、中で汗をかき冷えた体。ガスに火を灯し暖まる。まだ時間は早かったが、外はガスっているので、女峰山には行かず(ホドホド疲れたのもあり)早くから宴会が始まる。
勿論、私たちP以外は誰も来る事はなかった。
15日(火):今日は晴れ予報。夜は月もクッキリ見えていた。5:15ヘッドランプを付け出発。ガスガスで何も見えない…。
45分で頂上へ到着。頂上は強風が吹いている。始めはガスで何も見えなかったが、風の来ないところで、ガスがなくなるのを待つと、なかなか見られないブロッケンが…。すかさずシャッターを連写!
サァーッと青空が見え始め感動する。
下山は頂上から4時間半。途中唐松の松ぼっくりを収穫しながらゆっくり下山を楽しんだ。
今回、台風の影響で、一泊の山行は無理かと思っていたが、A氏はいろいろ調べ“女峰山”の計画をたてて頂いた。
お蔭様で山道もほぼ影響なく登る事が出来た。標高差1,700㍍の栃木のバカ尾根と言われるルートは、やはりかなり体力を使うと実感。避難小屋に着く頃はヘロヘロな感じだった。良いトレーニングになった。

滝尾神社、駐車場。
殺生禁断境石。デカイ‼
えぐれた道。
左、女峰山山頂。
途中の水場。
岩場が出始める。
八風。
ガラガラになってきました。
遥参石から見た七滝。(冬場の氷瀑登りで有名)
唐沢避難小屋。
小屋の中。綺麗です。
女峰山山頂から。ブロッケンです。
山頂から見た男体山。
山頂直下もガラガラです。
野生の鹿さん親子に出合いました。
下山は唐松の松ぼっくりを収穫。両手いっぱいです。 地面は唐松の葉の紅葉。