・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

大菩薩嶺北尾根

2019/09/22(日)
報告者
Y
山域
ジャンル
バリエーションハイキング
天候
行程

三条新橋ゲート~大菩薩嶺北尾根~水源地巡視路

報告

急遽、Mリーダーの発案により計画された山行
自分の体力に不安はあるけれど行ってみたい・・・という事で参加しました。

早朝、Mリーダー宅に車を置かせて頂き、途中で他メンバーをピックアップ。
三条新橋ゲートに着くと、キノコ採りや釣りの方々の車が多くあり、停められる場所があまり無い。
ゲート付近は緊急車両が通るので駐車禁止とのこと。
端の方に停められる場所を見つけ、準備して出発。

気温20度程度、天気もまずまずで気持ちが良い。
小室川下降点の木柱を下り、木橋を渡ると石垣が組まれた小道が出てくる。ここでコンパスを合わせ、目標を確認する。
石垣の道を登りきると60/65の林班界標が立っているので、ここから尾根に入る。
尾根はなかなかの急登で、早くも膝が悲鳴をあげはじめた。
薄い踏み跡を辿り、迷いそうな広い尾根は目印となる特徴的な木を下山目線で写真に撮っておく。
目印のテープは何も無く、獣道か踏み跡か判別のつかない道が無数にある。
所々に生えている巨大なきのこを鑑賞しつつ高度を上げていく。
60/65の林班界標から2時間程度登ったところで61/65の界標に到着。
界標の左側に分岐があり、どうやらこの道が水源地巡視路の様である。
等高線で確認すると、500m程下ることになる。
この時点で11時45分、下山タイムリミットまであと僅か。
巡視路か否か、確認する為に少しだけ下るが私のGPSを見ると沢から離れていく。
不安になり、リーダーに声をかけると時間も時間なので、ここで折り返す事となる。
下山後に確認すると、61/65界標の分岐から下るルートは水源地巡視路で合っている様であった。
また、実際の標高差は500mもなく、1230mぐらいまで緩やかに下って沢にぶつかるらしいことも判明した。
(※沢まで下りて確認していないので、行かれる方はしっかり下調べをお願いします。)

61/65の界標まで戻り、昼食を摂り下山開始。
危なそうな所はロープを出す。
登りと異なり小さな尾根が厄介で、紙地図・GPS・記憶を総動員してルーファイしていく。

ソロであれば確実に詰む様な場所であったが、ベテランの方々と一緒なので心強く楽しく下山することができた。

大菩薩は積雪期も含め何度か登っている山であったが、登山道から少し外れただけで簡単に遭難してしまう可能性があり怖さを感じた。

自分に足りない技術も含め、色々と勉強になる楽しい山行でした。計画して下さったMリーダーはじめ、Rさん、Hさんありがとうございました。

※個人的に今回のルートは沢登りの下山に使うにはハードな印象を受けました。

林道からこんな道を沢まで下る
泉水谷にかかる木橋を対岸に渡り
急登をしのぐと標高1150mぐらいで台地状に
1343.9の三角点(不動滝の峰)
北尾根と巡視路は61/65の界標付近で交差している
巡視路に入ってみるが時間切れで戻ることに
湿り気味の急な下りは安全第一でロープで補助
その後も気の抜けない下りが続く
「小室向」の木柱と無事再会