・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

泉水谷小室川谷

2019/08/24(土)〜08/25(日)
報告者
かわい
山域
奥多摩
ジャンル
沢登り
天候
晴れ
行程

8/24(土)分倍ヶ原5:30~三条新橋8:00~中ノ沢上流15:00~タープ幕営
8/25(日)中ノ沢上流8:00~雨乞滝10:00~蛇抜沢13:00~大菩薩嶺稜線16:00~丸山荘~泉水谷林道~三条新橋20:45

報告

大菩薩嶺に抜ける美渓、小室川谷。中ノ沢、雨乞滝、蛇抜沢などの美しい滝、苔むした岩、深い釜と美しい沢でした。
行きの車窓から見た奥多摩湖は今までになく美しく、澄みきった水面に映し出された景色は感動的でした。
入渓点からすぐのところに流れが速いところがあった。最近この沢の下流で女性が亡くなっていることが脳裏に浮かび、渡渉していくか、高巻きするか悩みひとまず高巻きすることに。しかし高度感があり足元が悪いトラバースにビビっているのをよそにMさんはスイスイと進んでいく。トラバースが長くなりそうだったので断念して元に戻るも意外と流れは速くない。水量の多い滝などは高巻きし、懸垂下降で降りる。
小室の淵には深い釜があり、Sさんはロープをつけて得意の泳ぎで滝に近づくもつるつるした岩であり登るのに苦戦。結局高巻きする。ヤマケイでみてもここを登れた人はあまりいないらしい。
中ノ沢のすこし上流のところでタープ幕営。焚火宴会開始。自称焚火師Kさんが火おこしもするも木が湿っていて苦戦。Sさんは焚火缶を持参し米から炊きつけた美味しいパエリアをふるまってくれた。
翌朝焚火を再開するも火おこしが困難だったが、米から炊いたご飯は格別に美味しかった。
予定より出発が2時間押してしまったが入渓。蛇抜川に向かうも出合が不明瞭でありルーファイに苦戦。最後の滝を終えて稜線に出るまではかなりの登りが続き体力を消耗する。沢から稜線に抜けるまでは獣道であったが足元は悪くない。獣道といったらKさんの得意分野であり独特な嗅覚を思う存分発揮し、なんとかあたりが暗くならないうちに稜線に出る。その後丸山荘あたりでヘッデンを点灯し進む。ながい林道をすすみスタート地点に到着した。
下山報告に不手際があり会の皆様にご迷惑をおかけしてしまったが美しく登りごたえのあるこの沢にまた来てみたいと思う。