奥多摩 逆川
奥多摩駅08:35~川乗橋バス停08:55~09:25林道下降点09:55~入渓点1000~14:45ウスバ林道15:15~大ダワ15:30~鳩ノ巣駅17:00
奥多摩駅を降りると、多くの登山者やハイカーで賑わっており、各方面のバス停には長蛇の列。川乗橋・東日原方面のバスに乗車し、川乗橋バス停にて下車する。
この日は快晴で、5月にもかかわらず気温は30℃超えの予想。絶好の沢日和。すでに汗をかきながら、林道を30程歩くと「林道を左に曲がるカーブミラー」のある下降点へ到着する。ここで沢装備を装着し、入渓点へ下降する。
個人的には今年2回目、人生では3回目となる沢。今年2月に入会してから、この夏は沢!と心に決めて沢装備一式を購入した。ピカピカのカラビナやATCを見て「歩く山道具屋か!」とH政さんに突っ込まれる。
今回のメンバーはリーダー始めベテランの方ばかりで、初心者の私にとっては知識、技術を得るにはまたと無い機会。気持ちが高まる。いざ入渓!
5月ではあるが気温が高いこともあり、水はあまり冷たく感じない。少し歩くと7m滝が現れる。右壁に残置があり、トップのH政さんが中間支点を取りながら登っていき、ロープを出してくれる。
その後も多くの釜や小滝が現れ、時には胸まで浸かりながら、時にはシャワーを浴びて、要所要所ではロープを使いながら着実に進む。
そして本日の核心部はウスバ林道下の10m滝。下から見上げると、登れるのか?と思ってしまう。K林さんが右壁の残置を利用しロープを固定、後に続く。取りついてみるとホールドは豊富で見た目よりも容易に登れるが、やはり高度感があり緊張。登り切ってほっとする。
今回は時間の都合でここまでとなるが、上部には25m滝もあるとのこと。いつか行ってみたいと思う。下山はウスバ林道を大ダワ経由鳩ノ巣駅へ。河辺駅で途中下車し梅の湯に浸かって、一杯。みなさん気分良く帰路へ。
沢登りが3度目の私にとってロープの使用は初めてで、フリクションノット時のスリング継ぎ目の位置について指導をいただいたり、また懸垂下降の練習もさせていただきました。過去2度の沢登りに比較して今回は「登り」の要素が多く、とても刺激的な1日になりました。リーダー始めメンバーの皆様ありがとうございました。
最後に、下山のウスバ林道途中で警察・消防の救助隊15名程度ととすれ違いました。詳細は分かりませんが、川苔山方面でケガ人とのこと。大根ノ山ノ神付近では警察・消防車両が何台も停まっていて、相当の人数が関わっていたようです。
今回の山行では、Oさんが下山時に足の爪を痛める等はありましたが、全員無事に下山しました。こういった救助の場面に遭遇し、何事もなく無事に下山することが第一であると改めて感じました。