・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

陣馬山

2019/05/05(日)
報告者
小堀
山域
奥高尾
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程

8:45陣馬高原下→10:20陣馬山→12:30出発→(一ノ尾尾根経由)14:00陣馬登山口

報告

連休後半、トレーニングも兼ねて、前から行きたかった陣馬山に行くことにした。
高尾駅北口発のバスに乗り、終点の陣馬高原下で下車。ひんやりとした高原の空気を感じながら、新緑の中を登山口へ向かう。
北側の急登は美しい木の根道。勾配はきついが、斜面を這う無数の木の根の造形美が目を楽しませてくれる。

登山口から1時間ほどで山頂に着いた。
広々とした草原と360度の大展望が広がり、幾重にも連なる稜線の彼方には富士山の麗姿が。
茶屋の一角に陣どり、肉厚の椎茸が載った山菜そばをすすりながら、特等席で富士見を楽しんだ。
「昨日、雨が降ったでしょ。あれで富士山もまた雪をかぶったんじゃないですか。前は(冠雪部分に)筋があったんだけど、それが消えたから」と、富士見茶屋のおかみさん。

この日はこどもの日とあって、ファミリー登山の人も多く、信玄茶屋には鯉のぼりが翻っていた。「祭日+晴天」という条件が重なったこともあり、混雑を恐れていたが、これだけ山頂が広いと全く気にならない。
空は高く晴れ渡り、清涼な空気が山頂を包んでいる。あまりに気持ちがよいので、予定を変更して山頂でゆっくり過ごすことにした。茶屋を2軒ハシゴしてコーヒーを2杯飲み、行き帰りに読むつもりだった新書を取り出して、しばし読書を楽しむ。

山頂で2時間ほど粘った後、後ろ髪を引かれるような気分で、下山にとりかかった。陣馬山からは高尾山まで縦走するのがお約束のようだが、こどもの日に高尾山に突っ込む勇気はない。人ごみを避け、一ノ尾尾根経由で下山。一ノ尾尾根は勾配もなだらかで、ちょうどヤマツツジが盛りだった。人の往来もまばらで、北側の急登とは似ても似つかぬ「癒しの道」だ。

次回はこの道経由で登り、栃谷尾根から陣馬温泉に下りるのもいいかもしれない--。
そんなことを考えつつ、JR藤野駅から快速東京行きに乗って、帰途に就いた。

北側登山口からの急登
山頂のモニュメント
信玄茶屋の鯉のぼり
富士見茶屋でブランチ
なだらかな一ノ尾尾根
一ノ尾尾根のヤマツツジ