・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

九州百名山2019後半

2019/05/01(水)〜05/05(日)
報告者
加藤隆太郎
山域
九州
ジャンル
ハイキング
天候
晴れ
行程

5月2日(木)     1   
開聞岳 (924m)      
7:00かいもん山麓ふれあい公園キャンプ場近くの駐車場発―7:50五合目―8:40仙人洞―       
9:00開聞岳―10:20仙人洞―11:00五合目―11:50かいもん山麓ふれあい公園近くの駐車場着
(鹿児島空港 屋久島空港 レンタカー空車発見
ペンションエコーズ泊)
5月3日(金)    
宮之浦岳(1936m)     
6:10ペンションエコーズー7:19淀川登山口―8:03淀川小屋―11:43栗生岳―12:02―宮之浦岳―12:54栗生岳―16:28淀川小屋―17:19登山口
   (湯泊温泉近くのキャンプ場)

報告

5月2日(木) 
開聞岳は鹿児島県の薩摩半島の南端にある山、まるで子供が作る砂山のような形状の山で知られています。
昨夜泊まったかいもん山麓ふれあい公園のキャンプ場から出て、近くの登山者用駐車場へ。そこから少し歩くと登山口、看板に2合目とあります。ここから出発、黒い火山岩に囲まれた登山道は熱帯のように感じる植生です。木々の根が地表から出て張って、植物が濃く厚く茂り、シダ類植物が多いです。
登山道は開聞岳を一周と少しして山頂に至っています。途中見晴らしのきく岩がごろごろしている道があります。今日は山頂付近八合目上ぐらいに雲がかかっています。しかし切れ目から時折海が見えます。はれていれば桜島も見えるはず。海に近いので霧や雲がどうしても多いのでしょう。Yさんは相変わらず足が速い。コースタイムの0.7から6ではないかと思えます。
山頂は、晴れていれば360度の景色なのですが、今日は雲が薄いところから海が見えます。
下山では登る人と下る人のすれ違いができない道幅のところが多く待ちました。そのため時間がかかりました。
 楽しく関東、東北とは違った山に登ることができました。企画マンのSリーダーに感謝です!

5月3日(金)
鹿児島から146キロ、洋上のアルプスと呼ばれる2000㍍級の山々が連なる屋久島、その中での最高峰、九州の最高峰でもある宮之浦岳1936㍍を目指します。百名山の中での最南端の島上にあり山の好きな人にとっては是非登ってみたい山といえます。
今回は最初の計画とはことなり淀川(よどごう)登山口からのピストンとなりました。昨日の宿を4:00起床して誠に運良く借りられたレンタカーにて淀川(よどごう)登山口に到着。
登山口には日帰りの場合は7:00には登り始めることを推奨していました。ピストンで10時間の行程です。レンタカーが借りられなければフル重量で6時間、アタックザックに変えて7時間の行程になる予定であったのでだいぶ楽になりました。これもSリーダー営業魂のあきらめない努力のおかげです。Sリーダーに感謝!
登山口までの林道では、多くの猿、子育ての時期らしく子猿を抱いた多くの母親猿と、小型の屋久鹿に出会うことができました。
歩き始めて40分で淀川小屋、ここに流れている淀川の水が澄み切って美しい。川底が花崗岩で白く明るい。さらに進んで、高盤岳展望台での景色は屋久島の山々を一望することができます。このあと花之江河(はなのえごう)ここは尾瀬沼に似た湿地帯です。美しい景色は日本庭園を思わせます。
ここから高度を稼ぎ、森林限界を超えてくると島固有種の屋久笹が腰まで茂っています。見晴らしがとても良くなりどの尾根にも屋久笹のあいだから多くの岩が顔を出しています。     ここからピークをいくつか越えていきます。投石岳、安房岳、栗生岳と越えて宮浦岳となります。
この間あちこちに沢が流れており、ピーク近くまで水があります。そしてここの水はうまい! みなで水を汲んで飲みます。
宮之浦岳山頂は360度の展望、花崗岩が顔を出しおもしろい形になっています。鳳凰三山が似た景色だそうです。
しばらく休み淀川登山口に戻ります。約10時間、アタックザックでの行程でしたが楽しめました。たくさんの見所がありました。

この日に私は出発
開聞岳麓のキャンプ場
8合目から上は雲の開聞岳
2合目から出発
山頂です。暑い。
人が多く下山はすれ違いに時間がかかりました。
下山後は見事に姿を現してくれました。
屋久島に渡って紀元杉の前で
紀元杉
淀川登山口
きれいな水です。
見晴らしの良い岩
花之江河は尾瀬に少し似てるかな
宮浦岳山頂
このような岩があちこちに
山頂よりの景色