・1978年創設
・東京都山岳連盟所属
・例会毎月第1水曜日

雪山訓練山行(爺ケ岳 赤岩尾根)

2019/04/20(土)〜04/21(日)
報告者
橋爪
山域
後立山連峰
ジャンル
雪山登山
天候
晴のち曇り
行程

4/20(土)
10:00 大谷原P~11:15 西俣出合(テント設営) 12:30雪上訓練(歩行訓練、滑落停止、ザイル確保・懸垂下降等)

4/21(日)
7:30赤岩尾根と冷尾根の間の西沢を登りながら雪上訓練15:00下山

報告

車は3台に分かれて各自出発。全体では5:30ぐらいに出発予定であっが一部遅れが出て、大谷原P到着が30分程度遅れてしまった。到着後素早く各自準備し西俣出合いまで雪が残る林道を1時間半ほど歩く。あまり起伏もなく快適な山道で会った。

西俣出合到着後、早速テント設営を開始。スコップで平らに地面をならした後はアッという間にテント設営。Kさんは氷のイスとテーブルを作成。すでに飲みモードである。Yさんからのご指導によりトイレをイグルーで作成することに。皆さん初めての体験で地面を固めて雪の塊を切り出して穴の周りに乗せていく作業を30分程度行ってトイレ完成(残念ながら雪が水っぽかったため屋根を作ることはできず途中で終了となった)。

各自昼食を食べた後、近くの斜面で雪上訓練開始。私は初めての雪上訓練なのでどんなことをするのか非常に興味津々であったが、Yさんより歩行訓練、滑落停止、ザイル確保、懸垂下降等わかりやすく教えていただき本当に感謝であった。実際やらないといざなかなか本当の場面ではできないしこういった訓練を行えたことでとてもいい経験になったと思う(Kさんの滑落停止はオーバーアクションであったが笑)。

その後は宴会&夕食の準備となった。鍋やアヒージョや各種酒類をたらふく飲み食いして大満足。途中近くで焚火をはじめたがなかなか火がつかずあきらめかけたのだが辛抱強く頑張っているうちに火が燃え始めいつのまにか夜中燃え続けることに。火っていいですね~落ち着きます(灰で服が臭くなりましたが)。既に早めに寝てしまったメンバーも含めて皆さんよく寝たようです。

翌日は曇りながらも日も差していました。各所に雪崩はありましたがそのわき道を登ります。西沢の谷の中の雪の上を徐々に高度を上げていきました。1時間ほど雪の坂を歩くと今度は3分で一番前が交代することに。11人もいるから結構楽ですが、しばらくすると急登になってきて息もゼイゼイ言い始めます。ピッケルを斜面にさしたまに踏み抜きをしながら急斜面を登っているときは結構「雪山きもちいい~」(ちょっとおかしくなっている)という感じになりました。そしてついに2030mの尾根に到着。昼飯休憩を30分程度した後下山することになりました。結構急な斜面と雪がじゃりじゃりで柔わらかかったため途中滑り落ちそうになりヒヤヒヤもんでした。クライムダウンや踵で雪に靴を突き刺すように歩く等雪での雪上訓練を行い(k田さんは滑落訓練も笑)テントまで到着。帰る準備をして下山となりました。本当に実になる素晴らしい雪山訓練でした。Yさんご指導頂きありがとうございました。

大谷原P到着です
いい天気ですね気持ちがいい
早速テント場の地ならし開始
何やら薄着の怪しい3人
テント設営終了
昼食後は雪上訓練開始
飛び込むぞ
Mさん 頑張ってます
訓練後は宴会!!
宴会は続きます
そして焚火開始(でもこの後ほとんど火はつきません)
火はつかなくてもみんな笑顔
翌日雪山を登ります(結構雪崩れてます)
何か山岳会らしい風景
下りも厳しい
途中で一休み